お昼休み ページ4
「毎回言うけど、本当にヤスダはAのこと好きなわけ？」
『…わかんないけど、私が大好きだからいいの！』
ヤスくんと同じ専門に通う、同級生の七瀬ちゃん。ヤスくんと大倉くんみたいな感じで、七瀬ちゃんとは中学が一緒。卒業と同時に九州に引っ越しちゃったから、高校はバラバラ。だけどずっと仲良くて、こっちに進学するって連絡が来た時は嬉しかった。
「A？男はヤスダだけじゃないんだよ？」
『私の好きな人はヤスくんだけだもん』
「はー…まぁいつでも話は聞くから」
七瀬ちゃんとヤスくん、亮くんは同じ専門学校に通ってる。クラスは１つしかなくて、30人の少人数制。専門的な技術が身につくし、独自のカリキュラムを取り入れてるから人気の学校で、すごく倍率も高い。四大に進学した私より、3人の方が遥かに優秀で、賢いと思う。
「で？今日はなんでヤスダと昼別なわけ？」
『ヤスくんは、亮くんと一緒に食べるんだって…大倉くんも一緒みたいだけど』
「あー、そういうこと。友達優先したってことね」
『…七瀬ちゃん、意地悪だ』
七瀬ちゃん情報だと、ヤスくんと亮くんはとても仲良しで、クラスの中というか、専門の中で有名人らしい。2人ともかっこいいもんね。
私の話に出てくるヤスくんと、クラスでのヤスくんとのギャップが気にくわないっていつも言われる。なので、七瀬ちゃんはヤスくんに厳しい。
「まぁ私としては、いつも彼氏優先するAとこうしてご飯食べれるから嬉しいけど？」
『〜！！！七瀬ちゃん、だいすきだよおおお』
思わずぎゅーーーーっと抱きつく。
持つべきものは理解ある友だち。ぽんぽんって背中撫でてくれて、受け入れてくれる七瀬ちゃんは、同い年だけどお姉さんみたい。
「……あ、ヤスダ」
七瀬ちゃんの呟きに即座に反応。
顔をあげようとしたら、そのまま胸に押し付けられた。や、やわらかい〜♡じゃなくて！！！ヤスくんが見たい！拝みたい！！
『これはこれで幸せだけど見えないー！』
「いいから、見なくていいから」
『んむむむむむ！、もー！ヤスくっん……』
無理やり顔を上げてヤスくんを探すと、少し先にヤスくん亮くん大倉くんが、女の子数人と歩いてるのを見つけた。
ヤスくん、女の子に腕組まれてる。
けど、ふつうにしてる。むしろ、楽しそう。
「…見なくていいって言ったでしょ」
『うん…ちょっと、ヘコんだ…』
苦笑いしか、できなかった。
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蒼乃碧(プロフ) - 素敵なお話ありがとうございました！そして…完結おめでとうございます！コメントを拾って下さって本当に嬉しかったです！ (2020年2月12日 21時) (
レス) id: b2e7866667 (このIDを非表示/違反報告)
おゆ(プロフ) - ゆんゆさん» ゆんゆさんコメントありがとうございます！無事完結することができました^ ^ (2020年2月12日 20時) (レス) id: c48463ca18 (このIDを非表示/違反報告)
おゆ(プロフ) - みきさん» みきさん！毎回更新の度にコメントして下さってありがとうございました！わたしも最後まで更新できてうれしいです…！！！引き継ぎどうぞよろしくお願いします^ ^ (2020年2月12日 20時) (レス) id: c48463ca18 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 完結おめでとうございます！主人公のこと大好きなヤスくんが読めて嬉しいです！今後の作品も楽しみにしています！ (2020年2月12日 7時) (レス) id: d5b4f7ed9e (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 更新ありがとうございます！読めるだけで嬉しいです。続きも楽しみにしています！ (2020年2月3日 7時) (レス) id: d5b4f7ed9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おゆ | 作成日時：2019年8月4日 0時
