命を繋ぐフルートと歌声〜第三楽章〜

取り戻した日常〜アリスside〜 ページ15

こうして私は、いつもの日常を取り戻した。

ワー君は、あのあといつの間にかいなくなっていた。

アリス「あの子らしいわ…」

相変わらず館のみんなは大騒ぎしてる。

ベト「ギョーザーよ！なぜなのだあああ！！」←

また発狂してるよベトさん←

アリス「あの、部屋で火炎放射機使うのいい加減やめてくれません？火事になったらどうするんですか？！」

私はいつものようにエプロンを着けて、片手にフライパンを持ち、ベトさんに怒鳴っている。

ベト「うるさいぞアリス！どうしようが俺の勝手だ！」

アリス「勝手？よくそんなこと言えますよね？勝手にするならまず働いてお家賃でも払ったらどうですか？」

ベト「別にお前が言う事じゃないだろう。」

アリス「私が言う事なんです！私は大家である歌苗の姉、この館に尽くすべき存在なのです！いい加減やめないとフライパンで殴りますよ？」←殺気

ベト「ぐぬぬぬ……」

ベトさんが唸ったとき、何かが私の肩にぶつかった。

モツ「ヒャッホーイ！！どいてどいてー！」

モツさんまたローラーシューズで走ってる←

リストさんにまでぶつかりそうになってるし…

アリス「モツさん！ローラーシューズで走り回らないでください！けがしたらどうするんですか？！」

モツ「別にいいじゃーん、誰もけがしてないんだしー！」

アリス「こら！逃げるな！ったくもう…」

リスト「あらあら、ラブラブねぇー、それでこそ愛だわ！」

は

アリス「ちょっと、リストさん、誰がラブラブ何ですか？」

リスト「もちろんあなたとモツよ！カップルなんでしょ？」

いやまて←

アリス「誰もカップルになったなんて言ってませんよね？」

リスト「えーだって、あなたが暴走してたときに二人で愛の告白してたじゃない！」

え

は

アリス「ああああああああ？！？！？！？！き、聞こえてたんですかあれ！？！////」

そうだった…/////

言ったんだった私…

「大好き！」って言ってたんだった私のバカああああ！！！！/////////

リスト「普通に大声で言ってたわよあんたたち。どうしたの？顔真っ赤よ。」←

アリス「分かってて言ってますよねあなた！！！////」

リスト「あら、ごめんなさ〜い。がんばりなさいよぉ〜。」

アリス「黙れえええええええ！！！！！！！！！！」←

歌苗「ちよっ！お姉ちゃんどうしたのいきなり大声出して！」

ショパン「うるさい…」

ドボ「ぷぎぃ…」

音羽館は、うるさいぐらいに平和です……

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