例 え ば の 話 / Y O U ページ13
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あの後すぐに正気に戻ったみたいな彼だけど
あのだるまいずごっどさんのファイルを目にしてから
どうにも様子がおかしいというか、なんというか。
『何かすいません。さっきは、変なとこ見せちゃって…』
「あははっ、いやいや、全然大丈夫ですよ？」
『あー、ね？でも、俺が全然大丈夫じゃないんよ』
「えー、何で？別にそんな凹むほどじゃ無くないですか？」
『いや、だってさぁ、さっきの俺マジでダサすぎでしょ…？』
「あー、それはちょっと否定できない、ですけど …」
「ふふ、でも、あの、本当大丈夫ですよ、ふはっ…！」
『いや、笑てるやん！あークソ、マジでやらかした！』
あまりにもビビりすぎた事がこっ恥ずかしいらしく
終始話している最中もモジモジしたり、かと思えば
今度は大声で突っ込んできたりしながら
恥ずかしさを誤魔化そうとする姿がおかしくて、
少しだけ可愛いとすら思ってしまった。
すると今度は私が拾ったまま手に持っていた
大妖怪ファイルが気になって仕方ないみたいで
横目にちらちらと盗み見るような素振りを見せてくる。
本当、つくづく忙しない人だと思う反面、
まぁ、それがこの彼の魅力だからと思ってしまう＿＿
「あっ、そうだ、まだお礼言って無かったですよね」
「ファイル、拾ってくれてありがとうございました」
ぺこり、と頭を下げてそう言えば
今度は途端に目を丸くして驚いた様子を見せると
『んぇ？いや、そんな別に大した事してないっしょ』
『だって、たまたま俺が先にそれ見つけたってだけの話やん』
なんて、平然とした口振りでそう言ってのけた。
さすがに顔見知りだから、とまではまだ言えないほど
ほぼ初対面に近い彼との関係。
つまりは、まぁ、当たり前だけど
お客さんである事実に変わりはない訳で＿＿
「まぁ、でも後藤さんは仮にもお客さんな訳で…」
『ああ、なるほどね？そういう感じか、って、え？』
「えっ？」
私がふと、後藤さんと名前で呼んだ途端
何故か、顔を顰めると戸惑った様子を見せた彼は、
不思議そうに首を傾げて問いかけてきた。
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やよい(プロフ) - 凛さん» 素敵とか言って貰えて本当に嬉しいです。感謝！笑 このお話、長くなりそうなのでのんびり付いてきてくださいね^^ (2022年10月4日 19時) (
レス) @page36 id: d2cb7d4c05 (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - 作品が素敵すぎて完全に沼です笑 二人の絡みが大好きです❤ (2022年10月2日 23時) (レス) id: cf87f55bfc (このIDを非表示/違反報告)
やよい(プロフ) - nonさん» こちらこそ有難いお言葉です！一度お話書き始めると止まれないタイプなので、無理せずやっていきますね！笑 (2022年10月2日 15時) (レス) id: d2cb7d4c05 (このIDを非表示/違反報告)
やよい(プロフ) - 音翔さん» ありがとうございます！思い付きで始めてオチも何も決めて無いですが、完結できるように頑張りますね！ (2022年10月2日 15時) (レス) id: d2cb7d4c05 (このIDを非表示/違反報告)
non(プロフ) - 素敵な小説読ませて頂いてありがとうございます！めちゃくちゃドキドキします！更新が待ち切れないですが、お忙しいとの事体調等お気をつけてくださいね！楽しみに更新待ってます！ (2022年10月1日 22時) (レス) @page25 id: 0a181b56cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やよい
| 作成日時：2022年9月27日 23時
