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第7話 ページ7

「..........あれ?」


一瞬なにが起きたのかわからなくて、
やっと出た声が少し上ずった(恥ずかい///)

え、いや、だってさ。


「...私のお風呂が...進化してる?」


そう、家庭的な私のお風呂はよく温泉で見る
露天風呂へと進化していたのだ!!

 ...って
 
「んなわけあるかっっ!!!」

―ボゴン!!―

「…っは!いけないいけない。」

あまりの動揺に持っていたシャンプー
を叩きつけてしまった。正気に戻って
急いで拾い上げる。

ああ。せっかく新しいシャンプーなの
にいいい。ん…傷なし!良かったあ…

…にしても。

ホカホカの湯気が漂う大きなお風呂に
鏡と二つの蛇口、ご丁寧に洗面器と
バスチェアのセットが並んでいる。

うん。何度見渡してみてもこれは
素敵な露天風呂。
 
家庭的なお風呂から、
素敵な露天風呂へ
...ってどんな進化だよ!

っていうか、屋根どこいった?!


「と、とりあえず、戻って...って」


お、おおお、おかしいなー。
今ここから出てきたはずだよね??

戻ろうと後ろを振り返ると、そこには
見たことのない温泉の脱衣所。
 
うん、おかしいね。

私、今おうちの洗面所から来たはずなのよ。

うん、おかしいよね!!

あまりの驚きに、頭が考えることを
放棄したのか一瞬真っ白になる。

い、いやいや、待て。待って。

考える事を放棄したら人は終わる。
考えるんだ!!


「...あ」


分かった。そっか。
これは、夢なんだ。


「...ふ、ふふふ。」


なーんだ、夢なのかー(暗示)←


「...焦って馬鹿みたいっ」


もう、最近温泉行ってないからって、
夢まで見ちゃうなんてw
しかも、こんなリアルに思い描ける
なんてっ!!!

どんだけお風呂大好きなんだ!

ゆっくりと露天風呂に近づく。
なんだか、ふに落ちない事も
ちらほらある気がするが、今は
考えても無駄って事にして…
あ、そうだ。お湯につかって
ゆっくり考えよう。そうしよう。


「ふわーあ...」


なんて、気持よさそうな露天風呂なんだろう...


これは...
これはっ...


「入るが勝ちぃいい!!!」


我慢が出来なくなった私は、露天風呂に
飛び込むべく足に力をいれた。

こら、はしたないとか言わないの。

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うたプリ大好き?(プロフ) - 続きも楽しみにしています! (2020年8月22日 14時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
キティさん(プロフ) - コメントありがとうございます!!そう言ってくださる方がいるなくて‥っ(TдT)ありがたやー!!すすみがナメクジですが‥頑張りますのでよろしくお願いします。 (2020年8月21日 23時) (レス) id: 0f028ec816 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか? (2020年8月19日 0時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:キティさん | 作成日時:2020年1月24日 21時

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