目が覚める数秒前

第6話 ページ6

「今日は、いい天気だなあ．．．」

雲一つないとは、このことだろう。

まあ、だからと言って何も変わらないのだが。


とりあえず、そこらへんにある下着と服、
あとタオルを持ち片手にウォークマンを
持ってお風呂に向かう。

ん？朝シャンが一番いいんだよ。
寝癖直しには。

あと、ただ単にお風呂が大好き。

お風呂の蓋をテーブルにしてグダグダ
半身浴とか最高だよね。
携帯を防水ケースに入れて音楽かけて
カラオケ大会とかもすっきりする。

あ、携帯忘れてきちゃった。

イヤホンを付けながら、携帯を取りに行き
なんとなく栞も一緒に持って改めてお風呂
に向かう。

　
「今日は〜新しい〜シャンプー〜なーんーだーよー♪」


森のくまさんに合わせながら真新しい
シャンプーとリンスをドアの前に一旦
起いて。

急いで服を脱ぎ捨て、それを片手ずつ持って
準備は万端☆

　
「．．．ふむ。いざ、出撃じゃぁああ！！！」


と勢い良く、お風呂のドアを開けた。

いや、だってお風呂大好きだから
恥ずかしいとかあんま想わないし。

むしろ、これくらいが
ちょうどいいでしょう？

なんて、くだらないことを考えながら
その勢いにまかせてお風呂に一歩踏み出した。


．．．踏み出してしまった。

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