第34話 ページ34
理由はなぜかは、分からないけど…
とりあえず、イライラしてたところを
丁度よくこんなところで寝ていた
害虫(私)に出会い八つ当たりも含めて
駆除したくなったのかもしれない。
妄想大好きな私の頭がそう語ってくる。
…マジか。もう、ショックすぎて民宿から
出たくなくなるんだけど(泣)
いや、ひきこもり初日でアンナさんに
引っ張りだされるわ。確実に。
そんなカオスを想像しながら冷や汗
をひっそり流す。
黒くてサラサラの髪、少しつり上がった
大きくて金色の瞳…アニメや漫画でしか
見たことのない彼の顔は、すごくすごく
素敵だ。
…だけど。
「…たりない。」
「…何？」
そう、足りないのだ。
彼の金色の瞳には、まだ迷いが見える。
―人間は醜い、人間は汚い―
それ以上向き合うことを諦めて
破壊で解決しようとした。
言葉に出して貶してきた。
変わらない現実を自分に
言い聞かせる様に何度も何度も
口にしてきた。
金色の瞳を曇らせる迷いは
そんな人間を見たくない
という彼の脆さ。でも‥
…彼は本当に優しい人。人の温かさに
気づける繊細で温かい人。
私は、そんな坊っちゃんが大好きだ。
…ね?蓮君。
―本当にそれでいいの？―
本当は分かってるくせに。
「でも．．．」
そっと、蓮君の頬に触れてみる。
びっく！ってしたけど、気にしない…
あれ、デジャブｗｗ
「とっても、きれいだね。」
そう、彼の瞳に見える奥底の心は
彼越しにみえる、雲一つない夜空のように
まぶしいぐらいに綺麗に見えたのだ。
―パシンッ―
乾いた音と同時に感じたのは、
頬に触れていた手に走る痛みと
いつの間にか軽くなったお腹。
「うぇ？」
びっくりして変な声がでたけど、
目の前の蓮君が消えたことの方が
きになってしまい急いで体を起こした。
―バキバキバキ―
「・・・おふぅ！」
意外と長時間寝そべっていたようで、
いきなり起きるんじゃねぇ！！！！
と体が悲鳴をあげる。
冬っていうこともあり、体が冷えて
余計に痛い。ふと、おばあちゃんを思い出した。
・・・うん。今度から、
お年寄りは大切にしよう。
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うたプリ大好き?(プロフ) - 続きも楽しみにしています！ (2020年8月22日 14時) (
レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
キティさん(プロフ) - コメントありがとうございます!!そう言ってくださる方がいるなくて‥っ(TдT)ありがたやー!!すすみがナメクジですが‥頑張りますのでよろしくお願いします。 (2020年8月21日 23時) (レス) id: 0f028ec816 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか？ (2020年8月19日 0時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キティさん | 作成日時：2020年1月24日 21時
