第20話 ページ20
…何か得意なこと、あるの？」
「…へ？」
今なんと？？
「…何回も言わせないでちょうだい。
アンタ何か、得意なことあるのかって
聞いてんのよ！？」
「ヒッヒィイイイイイ！！
ありますありますぅうう！！
マ、マッサージが得意だったり
しますぅうううッッ！！！」
自慢じゃないが、幼稚園のころから
母親に鍛えさせられたんで結構自信がある。
だが、専門的な知識がないからレベル的に
近所のおばちゃんからおこずかいを
貰う程度だろう。
でも、こんなこと聞いてアンナさんは
どうするんだろうか？
「…ふむ。温泉の後、少しでも客から搾り
取れるかもしれないわね……」ボソッ
「ふえ…？」
「アンタ、ちょっとその腕前見せて頂戴。」
「…え、ぇええええ！？」
マジですか！！？
一人で慌てている私を余所にアンナさんは、
早くしろと言わんばかりに私の目の前で
横になっている。
ヤッバーイｗアンナさんめっちゃ華奢だわｗｗｗ…うぁああッそうじゃなくって！！！！
「…ちょっと。早くしなさいよ。」
「ふあ、あ、はいッ」
…ひえ…
「そ、それじゃあ…し、失礼しまーす。」
「…。」
うわあ…アンナさんメッチャ華奢だなあ。
あれ？でも、ちょっと凝ってるな…
「…痛くないですかあ？」
「…ん。大丈夫よ。」
やっぱり、世界のファーストレディになる
って言ってるぐらいだもん。
いろんな苦労があるんだろうな。
それに、アンナさん葉君のために
心鬼をしてサポート頑張ってるしね。
そっと、アンナさんの様子を確認すると…
うとうと寝てしまいそうな顔をしていた。
「…大分お疲れなんですね…。
このまま寝てしまってても大丈夫ですよ？」
そう言いながら、さっきまで私が使って
いた枕をアンナさんの目の前に差し出す。
…って、私は何を薦めているんだぁああ！！
ただでさえ、めっちゃ怪しい人に
なってんのに、寝てもいいとか…
もっと怪しいわ！！
ああ、もう、アンナさんの視線がっ
枕をさしだす手がじっとりと汗ばんで
いくのがわかる。
あーあ、この枕明日干さなきゃ絶対
カビのルンルンがきちゃうわw
あはー。
なんて、現実逃避してる
場合じゃないっっっ
「………決めたわ。」
「…へ？」
な、な、なにを…？
「あなた、ここで働きなさい。」
((…))バタッ
((あら？))
((うわぁあ！！コイツまた倒れたぞ！？))
((だ、大丈夫でござるか！！？))
((…もう…幸せすぎる))
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うたプリ大好き?(プロフ) - 続きも楽しみにしています！ (2020年8月22日 14時) (
レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
キティさん(プロフ) - コメントありがとうございます!!そう言ってくださる方がいるなくて‥っ(TдT)ありがたやー!!すすみがナメクジですが‥頑張りますのでよろしくお願いします。 (2020年8月21日 23時) (レス) id: 0f028ec816 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか？ (2020年8月19日 0時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キティさん | 作成日時：2020年1月24日 21時
