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第12話 ページ12

「は、は離すでござるッ///」

「や。」

「は、離ッ///!!」

「や。」


うわお。なんだかこのやり取り楽しいわw
 
そう思いながら、もはや泣きそうに
なっている阿弥陀丸を見つめる。


「ッうあ。お、お願いでござる!
は、離れるでござるようっ」フイッ///

「ぐはぁ!!あぁ、もうなんでこんなに
かわいいのッ」///


すりすりすりすりすりすりすりすりすりs…

あぁ!!もう幸せッッ


―――ザワッ―――


 「ッ…」


でも、なんだか…

ちょっと、この夢
…リアルすぎるかもしれない。

だって、前はこんなふうに抱き付こうと
思っても体が思うように動かなかったし

声も出せなかった。

肌の感触だって、感じることはできなっかた。

改めて、阿弥陀丸の胸板(きゃあw)に
頬を押しつける。

今ビクッってなったけど気にしない。

うん。

ちゃんと阿弥陀丸に触れてる。
顔を上げて阿弥陀丸の顔も見れる。


「…なんでなんだろう?」


こんなに、幸せだ。
幸せなのに…


なんか、仕組まれた感じがする…


―――ザワッ…―――


「ッ!!…」


いきなり全身を駆け巡る寒気と”嫌な予感”


『ふふっ…さすがだね…
でも、気づくのが早いよ。』

「ッ?!…ぐっ、うあっ…」


頭に響く声。頭を割られるような痛み。

痛い…痛い痛い痛いッ

あまりの頭痛に、目がチカチカする。
視界が涙で歪みだす。

それでも、この声に反応した脳が
誰かを思い出そうと動いているのがわかった。


そう、私はこの声の主も知っている。

 
だんだんと、強くなっていく頭痛に
気を失いかけた、その時だ。


『もうちょっと、力をつけてくれないと困るんだ。』


―――キィン……―――


「あ…」


あぁ、この声は…

思い出したはずなのに、

あまりに痛い頭のせいで、
それ以上考えれないまま
私の意識はそこで途切れた。


『さぁ、ここからが始まりだよ。A。』


((あぁ…忘れてた。私、裸だったじゃまいか。))

((なっ?!お、おいっ!しっかりするでござる!))

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うたプリ大好き?(プロフ) - 続きも楽しみにしています! (2020年8月22日 14時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
キティさん(プロフ) - コメントありがとうございます!!そう言ってくださる方がいるなくて‥っ(TдT)ありがたやー!!すすみがナメクジですが‥頑張りますのでよろしくお願いします。 (2020年8月21日 23時) (レス) id: 0f028ec816 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか? (2020年8月19日 0時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:キティさん | 作成日時:2020年1月24日 21時

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