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演技がお上手 side Sho.H ページ15

驚いたAさんの顔を見て俺は楽しくなってきた



「え、と...平野さん?」


平「...ごめんね?裕美さん、酔っ払ったのアレ演技。俺普段弱いけど一年に一回強い日があって、タイミングよくそれだったから、演技しちゃった」



俺の言葉に目を丸くし訳が分からないって顔してるAさん可愛いなぁ



「えと、この状況は?」



平「んー...Aさんに帰って欲しくないから、なののと...ヤキモチ妬いたから」



「...やきもち????」



平「そ、重岡さんに。いっつもAさんといるんだから現場ぐらいはおれに譲って欲しいもん」


Aさんの頬をつまみ、すねた口調で言えばAさんは相変わらずきょとんとしてる




「重岡と話してるのが嫌ってこと?」



平「当たり前でしょ。あの人も、Aさんのこと恋愛対象ですきって丸わかり、」





「いや、違うやろ!」



平「もおお!なんでそんな鈍感なの!?



こうしたらわかってくれる?俺の気持ち





そのまま顔を近づけ触れるだけのキスをすれば流石のAさんも理解したのか真っ赤になった




「えっ...」



平「俺の好きも、重岡さんの好きもこーゆー事したい好きってこと!!」



「わ、私好きになってもらう、要素ないし...」




平「あるの!俺からしたら沢山ある!魅力しかないもん!!!」



Aさんを起き上がらせてそのまま抱きしめた




平「あのね、俺さ...ほんとーに好きAさんが。前にも言ったけど、ゆっくりでいいから俺のこと意識して?」



「もう充分させられてる...!!」



平「ほんまぁ?...じゃあもっともっと意識して


俺の事だけみて?


俺のことだけ考えて?


俺はAさんの事しか考えないよ?四六時中ずーっと






「私、恋愛とか今までしたことないから、まだわからん、ごめん平野...」



平「平野は聞こえませーん。


俺、諦め悪いしさ。そもそも諦めるつもりないし

今多分あれ、スタートラインにたてたとおもう。Aさんの意識してもらうための。


だから、これからも俺はこのまま全力で愛を伝えていくからね





「ドキドキするんで程々で勘弁して...」



平「やーだ」


さらに強く抱き締めAさんの首元に顔を埋めて目を閉じた





平「すき」




小さく呟けばAさんの体温がさらに上がった

▽→←▽



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作者名:ごまぽんず | 作成日時:2019年2月6日 21時

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