〜〜しないと出られない部屋｢鬼滅の刃/短編集｣

深い接吻をしないと出られない部屋【宇髄天元】 ページ9

宇髄side



宇髄「逃げるな」



「……！……」


宇髄「いやだから逃げるなって」



何だか絶望したような顔をした
Aと俺は狭いこの部屋に閉じ込め
られている。


出られる条件は至って簡単



深い接吻をすれば出られるとのことだ



そんな動揺しなくてもいいだろうに




「接吻ですよ！？接吻！しかも、深いの！」



やってられるか！と壁を強く
殴り痛かったのかしゃがみこんで泣き
始めるA


いや何がしてぇんだよ



宇髄「深い接吻がなんだっての」


「なっ！？あ、お嫁さん3人いるんです
もんねそんなのへでもねーですよね」


宇髄「悪いか3人いて！」


「大抵は悪いです！！ふん！」



あーこのままじゃ埒があかねー！
確かに女子は初めての接吻とか異様に
気にするらしいが、ん？


初めて？




宇髄「お前、接吻初めてなのか、」


「そうですよ！悪いですか！」


宇髄「いや、悪いって言うか、そうか
俺が初めてか」


「鼻血出てますよ気持ち悪いです変態」


宇髄「変態じゃねぇよ！」

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