〜〜しないと出られない部屋｢鬼滅の刃/短編集｣

扉が開くまでバックハグしないと出られない部屋【煉獄杏寿郎】 ページ34

※二人は付き合っています


煉獄side



ばっくはぐ、とは何だ？先程から
妙にAがもじもじとしているし
恥ずかしい事なのだろうか？

現に、妙に俺から距離をとっている



そんなあからさまに逃げられると
俺も寂しい




煉獄「A」



「な、なんですか？」



煉獄「この、バックハグ？とは何だ？」



「う、し、知らないです」


煉獄「嘘だ！君は嘘をつく時必ず
目を逸らし、耳をかいているな！」


「何見てんだよこの変態！」


煉獄「よもや！敬語が無くなったぞ！」




顔を赤くするA


やはり愛らしいな、その表情

俺は大好きだ




「何がよもやですか」



煉獄「いいから教えてくれ！俺は別に
このまま君と永遠に二人きりでも構わ
ないが」



「お、教えます！」




あれからバックハグというものは何か
Aにとことん教えられ、俺も
ようやく理解した
そうか、だからあんな恥ずかしそうに
していたのか



「わ、分かりましたか？」



煉獄「んー！すまぬな、失礼するぞ」




意味が理解したらもう早い
Aの肩を掴み、くるりと壁側へ
回転させ、逃げられないようにする



「へぶ」←



煉獄「力を抜け」




俺はいつもより声を低くさせ


ゆっくりと、後ろからAを

抱きしめた

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