〜〜しないと出られない部屋｢鬼滅の刃/短編集｣

深い接吻をしないと出られない部屋【冨岡義勇】 ページ25

夢主side


｢冨岡さん、お題、見ました？｣



出られないこの部屋に閉じ込められ
てから約二時間が経過した
そう、二時間だ。その間冨岡さん
と二人きりでいなければならない



ほんと、どれだけきつかったか！



冨岡｢見た｣



｢そう、ですか、せ、接吻をしないと
脱出は不可能見たいですけど.......｣


私が控えめにそう言うと
彼はまただんまり、慣れてない
のかな、こういうの



さて、どうしましょうか



｢ま、まだ探れば他に方法がみつ
かるかもしれ、な、｣


ドン


あれ、壁に押さえつけられた？
てか待って痛いこの人力加減出来て
ない！



｢い、あの......んん！｣



名前を呼ぼうとしたら口を塞がれた
冨岡さんの唇によって


冨岡｢開けろ｣


｢んぅ！んん！(何処を！)｣


冨岡｢だから開けろ(口を)｣


｢んん、んんん！｣



駄目だ話が通じないぞ




てか接吻しながら話せるって器用ですか
なんですか！これだからモテる男は！


接吻意外と上手いし



なんて呑気なことを考えていたら
無理やり冨岡さんに舌を入れられた



冨岡｢ん｣



何故か気持ちよさそうにしてる
冨岡さんに調子を狂わされる


やっぱ、綺麗な顔立ちしてるな


私、そんな人と今接吻を........



｢ん、んぅ｣


結構長い接吻で、やんわりと舌を
絡め、その間にくちゅ、と音が部屋に
響く



もっと、なんて欲しい気持ちに
なるのは冨岡さんの接吻が上手いから



私はその接吻に必死で追いつく



冨岡｢.......(開いたな、物足りない
気もするけどやめよう)｣



｢ぷはっ！｣


どうやら条件を達成出来たらしく
長い接吻から開放された
息！息だ！息出来る！



｢はぁ、はぁ｣



冨岡｢すまない｣


｢い、いえ、大丈夫です｣


冨岡｢気持ち良かった｣


｢っ！？｣



なんてとんでもないことを言った
富岡さんは自分の背中に私を乗せ
おんぶしながら二人でこの部屋を出た



｢........(すぅ)｣


富岡｢寝たか、激しくしてしまった
からな。ゆっくり休め、A｣



そこには、優しい表情をした
富岡さんがいたそうな

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