〜〜しないと出られない部屋｢鬼滅の刃/短編集｣

耳責めをしないと出られない部屋【煉獄杏寿郎】 ページ21

夢主side

少し狭い部屋に閉じ込められた
鬼殺隊である柱の1人と素人の私


すぐ近くにはあの煉獄さんが
いらっしゃるのだ
緊張でびしっと構ってしまう

ひぇ、迫力やべぃ


煉獄「む？どうした！そんなに見つめて」


「あ、いえ、その…れ、煉獄さんが
ずっと手に持っているその紙、私の
憶測ですけど、ここから出られる方法
が書かれているのですか？」


そう、煉獄さんがある紙を
見つけては、何か考え込んで
いるのか黙りになってしまった


気になる、非常に気になる


まぁどうせ何かしないと〜とか
そんなのだろうけど


煉獄「あぁ........確かにそうだが、
君には刺激が強いかもしれんな！」



爽やかな笑顔でそう答えられた
え、待って怖い


「ちょ、怖いですなんて書いてあるん
ですか！？」


咄嗟に煉獄さんに飛びついてしま
った


すると煉獄さんは少し驚いた表情
をしたかと思えば
意地悪な笑みを浮かべ始めた


煉獄「君は、恐ろしい子だな......


そんなに積極的に来るとは」


「は、え、」


ばしっと手首を捕まれより近くに
引き寄せられた
ま、近い近い近い！！無理！


「っ！？」


煉獄「初々しい反応だな、あまり
こういう経験はした事、ないのか？」


ふっと息がかかるように
そしていつもより低い声、煉獄さん
の一つ一つ行動によって嫌でも反応
してしまう


「や、そこ、やだ」


煉獄「駄目だ、それに嫌、と言う割
には欲しそうにしているな」



違うか？と耳元で囁く彼
ひゃ、とみっともない声を出す度
煉獄さんが楽しんでいるようにも見える


こ、この性悪男！！いじわる！
普段の優しい貴方は何処へ行ったの！


「欲しいわけ、無いです......おねが、
やめて」


煉獄「ん、」


「んぅ！」

調子に乗り始めたのか今度は
耳を甘噛みしてきたぞ
これ一番くすぐったい、体が
びくびくしてる！ほんとまじやめろ！


「れ、煉獄さん！」


必死に、必死にやめるよう訴える
実はね、もう扉開いてるの

それでもこの人やめないんです
もう泣きそうです


「煉獄さ、」


煉獄「静かにしてろ、悪いが
もう止まらなくなってしまってな


もうやめられない、我慢出来ない」


「そ、そういうのは好きな人とかに
してくだひゃ、ん！」


喋っている途中にぺろりと耳の中を
舐められる、なんつーとこを舐めとるん
じゃわれい！


煉獄「涙目で言っていると
誘っているようにしか見えない」


「さ、誘っていません！」


煉獄「そうかそうか！」


「全く」

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