〜〜しないと出られない部屋｢鬼滅の刃/短編集｣

深い接吻をしないと出られない部屋【煉獄杏寿郎】 ページ12

夢主side


「すいません........」


煉獄「何故謝る！」


「私が油断をしてしまったせいで
こんな事に、ほんとすいません」


煉獄「土下座などするんじゃない！
それに、君が謝ることじゃないだろう！」



気付いたら、そう、気付いたら
知らない部屋に煉獄さんと仲良く
二人で閉じ込められていた



あの煉獄さんだよ！？柱である
煉獄さんと二人きりなんてそんな
滅相な事！←私はまだぺーぺーの素人です




「私みたいな素人と二人きりだな
んて嫌ですよねほんとごめんなさい！
そ、それに.......」


煉獄「いいからもう謝るな、この条件
を達成出来れば出られるぞ！」



私のセリフを被せてずいっと目の前に
差し出されたのは私が言おうとした
ある命令が書かれている紙




これだよ、そうだよこれだよ




「た、確かにそうですけど！煉獄
さんはいいんですか？私なんかと
接吻なんて.......」


煉獄「俺は寧ろ君で良かったと思って
いるぞ？」


は、え、な、何を言ってるんだろ
この人、もしかして頭打ったん
じゃ......←失礼



「そ、そんなこと！」


煉獄「A」


「っ.....」



いつもみたいに少女なんて付けないで
まるで、愛おしいものの名前を呼ぶかの
ように感じた



どうして、そんな目を......




「や、ま、心の準備が！」


煉獄「待てない」




ぎゅっと抱きしめられ、頬に触れる
煉獄さん、優しくて、大きい手


私が、ずっと憧れていた人の手




「ん、」


煉獄「口、開けてくれ」




こんなの抵抗できるわけない
じゃないか



私は戸惑いながらも口を少し開くと
すぐに煉獄さんの舌が入ってきた
ぬるっとする感触に体が反応する



「んん、う......」


くちゅ、と厭らしい音が部屋に響いて
恥ずかしくてたまらない
苦しいけど、気持ちいいとも感じて
しまう




「んぁ.....ん、ふ」



煉獄「っ！」



あまりに気持ちよくてつい
煉獄の首に手を回し抱き合う形に
なってしまった



あーもう私何してんだよ



煉獄「きみは、誘っているのか？ん」



喋りながらも接吻を続ける煉獄さん



「や、ちが」


煉獄「もう我慢の限界だ」



命令の事を忘れ、煉獄さんは
服の中に手を入れてきた

ちょ、まずい！流石にまずい！




「んんんん！」



涙目で声を漏らしたと同時に
ガチャ、と音がした



た、助かった......


「ぷは、はぁ、はぁ調子に乗りすぎ
です！」


煉獄「仕方ないだろう、君があまりに
可愛い反応するんだからな！」


「うぅ」

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