拝啓、愛しの日本人。[ 終 ]

日本のオイランとは。 ページ19

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花魁とは、


遊郭で、姉分の女郎。
上位の遊女。

転じて一般に、女郎。


遊女。





ゆうじょ、ってなんだ。


遊女とは、





宿場などで歌舞をし寝所で客の相手をする女。



その言葉の意味を、
わかる大人に、僕はなったみたい。




あついな、もうすぐ夏だから？

HS｢なんでそんな顔赤いの、ジミナ。｣



JM｢……聞かないでください、｣





隣にいた、ホソギヒョンに、
そんな言葉をかけられては、


そっぽを向いた。

やぁ、ハルヌナ、





なんで、おいらんって言ったんだ。
全然わからないぞ。


ナムジュニヒョンなら、わかるのかな。






JM｢ハルヌナが、
日本には、おいらんがいたって、言ってたんです。
関係とか、あるんですか？｣




リビングにいた、

ホソギヒョンとナムジュニヒョンが、
僕の方を見てくる。




なんか、恥ずかしくなってきた。





NJ｢んーー、説明が難しいなぁ。
花魁は、まぁそーゆーことをするって、
イメージはあるだろうけど。


実際には、賢い人が多かったみたいだよ。


将棋とかで、
お客さんの相手をしたり、琴や踊りもしたり、
それに、字も綺麗だったって言われてるからね。｣





JM｢なんで、字が関連するんですか？｣


NJ｢手紙を書くんだよ、お客さんに。｣





手紙、なんて単語を聞けば、
なんだかなぁ、って気持ちで。


調べたのなら、そうだった。




しょどう？だとかは、
最低限の教養だったらしい。


ぐっ、と手に力を込める。




韓国語でも、綺麗とかはわかる。


だから、日本語なら、
もっと、綺麗だったりするのかな。





ほら、あなたはやまとなでしこ。


NJ｢まぁ、おまけにだけど、
夜の相手以外にも、政治について意見聞かれたり、
したとは聞いたなぁ。｣





日本のおいらんさん、



昔の人はすごいなぁ。
汚い男の欲望に答えながらも、


また別のことに応じるなんて。






だから、君も頑張るの？
会社での、小さな出来事。





ごめんね、僕は。


君のその相談での、
確かな答えを、持っていないから。





まだ、拙くて、下手な日本語を書く。


いつか、ちゃんと綺麗に書けたのなら、
あなたは、褒めてくれますか。






忘れた頃にやってくる、


あなたの手紙と同じように？
あなたとの、






最初のやり取りを、思い出したんだ。

ごめんね、アミ。→←待つのは得意じゃないんだ。

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