拝啓、愛しの日本人。[ 終 ]

待つのは得意じゃないんだ。 ページ18

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Aさんから、
手紙の返事が来なかった。



2週間待っても、来なかった。






あぁ、もうダメなのかな、
なんてぼんやり考えた。

別に、気まぐれだし。





どうせ、意味なんてないし。




だからこそ、
尚更に、いやになった。








V LIVEでもやろうかな。

でも、今やったら、
多分すぐに顔に出る。




メール送ったら、迷惑かな。

え、なに。




一通いかないだけで？って、
思われたくなんてない。




むしゃくしゃする。








やっぱり、僕には合わない。
待つなんて、やっぱ無理だよ。



好きな人も、大切な人も、





迎えに行きたい。



たくさんの人に、追いかけられて、
愛されてる。


でもね、ほんとうはさ。





追いかけてたいし、愛してたい。

この腕に収まらないほどに、
たくさんの人を。





それに、あなたも。


YG｢やぁ、ジミナ。
ご飯できたけど、食べねぇの？｣



JM｢今食力ないです、｣

YG｢手紙来ないぐらいでかよ、｣


JM｢ユンギヒョンにはわかりません。｣





ふてくされてれて、こどもみたいに。



そんなふうにして、
布団にくるまった。


ねぇ、ヒョン。






おかしいですよね、分かってます。
たったひとつの手紙が来ない、それだけで、




僕は、こんなにもやる気が出ません。


YG｢飯だっての、｣





布団を取られては、
見下ろされる。


やぁ、ヒョン、ダメですよ。




本当に今、
僕食力無いんですって。




見上げたのなら、あなたの片手には、手紙があった。



なんで、なんであなたが持ってるの。
わからないって、顔、今してる。




YG｢さっき届いた、読むのは飯の後。｣



JM｢っ、はぁい。｣




あなたは、僕の扱い方をわかってる。
だから、困った。





適わないし、勝てないよ、ヒョン。


いつも、いつも僕の前を歩いて、
ずっと、ずっと手を握ってくれるんだもん。







ねぇ、ヒョン。



例えあなたが石になっても、
テヒョンアと一緒に見つけに行くね。







だから、待ってて。




待つのは、好きじゃない。
僕は、迎えに行く方が、あってる。








いつも、そうだった。

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