拝啓、愛しの日本人。[ 終 ]

第一印象が大事って言うじゃん。 ページ2

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[ メールありがとうございます。
是非、文通しましょう。
下記が私の名前と住所となります。

いつでも送ってください。]





仕事が終わって、
届いてたメールを見たのなら、


韓国語での、その言葉たち。




ちょっと下手くそだけど、
頑張ってくれたのはわかったから。





便箋、買わないと。





どこで買えるんだろ。
ヌナに聞いときゃ良かったや。


近くの雑貨屋さんだとか、



なんか沢山あるとこに、
置いてないかな、色々と。





で、なんでついてきたわけ、テヒョンア。



TH｢ジミナ、なぁに買うの？｣


JM｢便箋、｣




TH｢なんで？｣





いや、なんでってなに？
手紙書く以外の使い方があるの？



そしたら僕、初知りなんだけど。




JM｢雑誌で、文通相手募集してたから。｣


TH｢国内の人？｣



JM｢いや、日本の人。｣





そんな驚いた顔しないでよ。
僕も、驚いてるんだから。



今さらになって、無しは出来ないもん。






男に二言はないんだからさ。



TH｢日本語でかけるの？｣


JM｢怪しいよね、それが。｣




その言葉に、わかりやすく目を逸らした。
なんでかな、なんでだろ。





なんで、文通なんかするんだろ。


それでも、メールの文面からでも、
嬉しそうなのは、受け取れたから。






少し、少しだけ。


ちょっとの気まぐれで。





JM｢最初に送る手紙、どれがいいかな。｣


TH｢なんでもいいと思うよ。｣




JM｢ばか、第一印象は大事じゃんか。｣


TH｢見た目は良くても、中身は〜ってやつになりそう。｣



JM｢じゃあお前は、日本語でかけるんだ、手紙。｣





TH｢いや、書けないけど？｣







じゃあ、なんなんだ。
でも、親友らしくて、僕はさ。




思わず笑っては、手当り次第、便箋をカゴに入れた。



今、コロナ関係だから、
文通相手が欲しかったのかもね。







日本のアミに、会いたいな。





早く会えるといいな、
そのときは、たくさん僕らを愛してね、アミ。







『合計50,099ウォンになります。』


TH｢買いすぎだって、親友。｣



JM｢暫くなんも買わない。
クレジットカードでお願いします、｣





便箋と切手とか、ぺんとかで、
5万ウォンか、高いなぁ、意外と。




日本の方は、どうやって書くんだろ。







最初は、無地の白。
第一印象は、良くしたいじゃん。

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