検索窓
今日:15 hit、昨日:4 hit、合計:242,708 hit

中編 ページ6

私が何故太宰幹部に冷たい態度をとられて居るか。


その理由は明確だ。



『A幹部補佐!!』

ある日私は部下に呼ばれた

その男性は私より3つも上の部下。

顔は可愛いし中学生って云っても可笑しくない。


『あのですね…』

部下から切り出された話はかなり重く、

彼は二股をかけて居るが、もう一人の同僚女性と縁を切りたいそうだ。


『結婚…するんです…』



…結婚するそうだ。


そして私に提案された彼女を振る作戦。

『彼女が通りかかったら…接吻する…みたいな…』


「くぁwせdrftgyふじこ!?」




いやいや…と顔を引攣らせるそのキラキラした目には逆らえなかった。

『一瞬!で良いんで!!』


「判った。一瞬ね。私にも…大切な人がいるから。」

『はい!!』



作戦は実行された。


『あ!来ました彼女来ました!!』


「おう。」


『彼女が角を曲がれば、作戦実行です。』




そして部下は私の腕を掴み引き寄せ、触れるだけの接吻をした。

幽かなリップ音が響く。


彼の同僚兼恋人は涙を一杯溜めて、私を睨んで去っていった。


なんで私やねん。


まあ何はともあれ彼は幸せになったそうだ。


めでたし。


此処まではいいんです!!


「なんか…フリでも厭だな…太宰さん…」


社内で上着をロッカーにしまい、気合を入れて仕事へ戻った。









服の中に仕込まれていた物も知らずに。

後編→←Page3前編『嫉妬』



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (188 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
336人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

桜深 奏(プロフ) - うどんさん» そうですか… (2018年6月6日 7時) (レス) id: 9f2d58895d (このIDを非表示/違反報告)
うどん(プロフ) - どうやら最新作にURLが上書きされてしまったようです…何度もすみません… (2018年6月6日 6時) (レス) id: d550fea9be (このIDを非表示/違反報告)
桜深 奏(プロフ) - 問い合わせフォームにURLを教えて欲しいと言えば教えてくださる筈です! (2018年6月6日 6時) (レス) id: 9f2d58895d (このIDを非表示/違反報告)
桜深 奏(プロフ) - 今見たのですが、ネットの方でも作品が見れないので、問い合わせフォームに行った方がいいかもしれません。 (2018年6月6日 6時) (レス) id: 9f2d58895d (このIDを非表示/違反報告)
うどん(プロフ) - できませんどうしましょうえっと (2018年6月5日 23時) (レス) id: dfb4fe35b0 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:うどん | 作成日時:2018年5月22日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。