続2 ページ38
「く、口ですか…?」
『そうだよ?云っている意味がわからないかい?』
「わ、解りますが……」
『では出来るだろう?』
「う…ぁ……」
『遅いなぁ……』
態とらしく頬杖をついて、ちらりと此方を見てくる。
「では…」
そそ、と席を立って太宰さんの元へ近づく。
緊張が止まらなくなり、息が荒くなった。
彼の口の周りを少し躊躇いながら舐める。
そして口を離す。______
「ン……ッ?!」
『駄ァ目…まだ口を離したら。』
太宰さんの口に含まれたチョコレェトが、私の口内に移される。
『こうすると甘く感じるでしょう?』
「ひっ…あぅ…ン…」
ぬるりと這入ってきた太宰さんの舌が、歯茎一つ一つを確かめるように動く。
無理矢理彼に立たされ寝室に連れられる。
『私ね、欲しかった物が一つあるのだよ。』
「へ…あの贈呈品ではお気に…」
『そんな事云っていないだろう?最後まで話を聞き給え。』
「そ、その欲しい物…って…?うわっ!!?」
私の手を強引に掴んで体制を崩し、上に乗られる。
「ん…」
彼は私に接吻してから、にやりと艶かしい笑みを浮かべて
『……私が欲しい物は……君だ。』
「わ、私…ですか」
『うん。私の誕生日だから少しくらいの我儘はいいだろう?さぁ。眼を瞑って。』
「ッ…
『今日は…何も抵抗してはいけないよ…?』
「はっ…い」
___その次の日の朝は色々仕事が入っていたのですが
首許や手首、太腿など、蚊に刺された様な赤い跡が沢山付けられていて、
勿論、太宰さんが仕事に行かせてくれるはずも無く、無断欠勤してしまった。
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桜深 奏(プロフ) - うどんさん» そうですか… (2018年6月6日 7時) (レス) id: 9f2d58895d (このIDを非表示/違反報告)
うどん(プロフ) - どうやら最新作にURLが上書きされてしまったようです…何度もすみません… (2018年6月6日 6時) (レス) id: d550fea9be (このIDを非表示/違反報告)
桜深 奏(プロフ) - 問い合わせフォームにURLを教えて欲しいと言えば教えてくださる筈です! (2018年6月6日 6時) (レス) id: 9f2d58895d (このIDを非表示/違反報告)
桜深 奏(プロフ) - 今見たのですが、ネットの方でも作品が見れないので、問い合わせフォームに行った方がいいかもしれません。 (2018年6月6日 6時) (レス) id: 9f2d58895d (このIDを非表示/違反報告)
うどん(プロフ) - できませんどうしましょうえっと (2018年6月5日 23時) (レス) id: dfb4fe35b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うどん | 作成日時:2018年5月22日 23時