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後編 ページ4

「それ、ってどう云う....」

『ほら。』



ん。と唇を近付けて待つ太宰幹部。

多分私の顔は真っ赤だ。

ええい!
やけくそになって口付ける

すると太宰幹部は接吻してきた私に少し驚いたが私の頭を掴んで固定した。



「ッ....はぁ....っ」

『ほ、ら。舌入れなよ。』



ドロドロに溶けそうな私の舌をぎこちなく太宰幹部の口内へ入れると待っていたというように私の舌を絡め取った。


唇はどんどん私の首許へ下がってきて、赤い花弁を散らす。



「い、た....」

『痛い?こんなことで?私は君のことをもう少し苛めようと思うのだけれど。』



「ちょッ__ぁ」



口を開く間もなく太宰幹部は私の前髪を千切れるほど掴んで深い接吻をした。

唇に噛みつかれる。
息ができなくなった私を愛しそうに見詰め口内を乱す。


『気持ちいい?』


「っは、い」


『私の事が好き?』


「もち、ろんですッ!」


『じゃあ....最後に君からして?』


「また....で、すか....」

『出来ないの?』

「やります....」



今度は太宰幹部に手助けしてもらうこともなく、背伸びして接吻した。
太宰さんは余裕があるらしく、必死に喰らいつく私を眺めて居た。



「ハッ....ァ」


『....ン』


響き渡る水音。

部屋に入ってから十分前後した処で太宰幹部は云った。


『も、う此処までにしよう。』

「判りました。」



銀の糸がぷっつり切れる。

涼やかに太宰幹部は部屋を出て行った。


私は熱をもった顔を手で押さえ、太宰さんに続いて後を追った。

---

「あんなの反則じゃあないか。」



下に見て居た部下がこんなに積極的に成るなんて。

全く、余裕でもなかった。

でもカッコ悪いだろう?

理性が崩壊しそうだ。

Page3前編『嫉妬』→←Page2前編『任務終了』



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桜深 奏(プロフ) - うどんさん» そうですか… (2018年6月6日 7時) (レス) id: 9f2d58895d (このIDを非表示/違反報告)
うどん(プロフ) - どうやら最新作にURLが上書きされてしまったようです…何度もすみません… (2018年6月6日 6時) (レス) id: d550fea9be (このIDを非表示/違反報告)
桜深 奏(プロフ) - 問い合わせフォームにURLを教えて欲しいと言えば教えてくださる筈です! (2018年6月6日 6時) (レス) id: 9f2d58895d (このIDを非表示/違反報告)
桜深 奏(プロフ) - 今見たのですが、ネットの方でも作品が見れないので、問い合わせフォームに行った方がいいかもしれません。 (2018年6月6日 6時) (レス) id: 9f2d58895d (このIDを非表示/違反報告)
うどん(プロフ) - できませんどうしましょうえっと (2018年6月5日 23時) (レス) id: dfb4fe35b0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うどん | 作成日時:2018年5月22日 23時

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