25.腕 ページ25
忘れてた…今日、暑いからってノースリーブのワンピースだった。帰るだけだしいっか。聞かれたら、ぶつけたって言えばいいし。
A「お待たせ!」
悠太「あ、腕…。」
A「羽織るもの忘れちゃって…。」
健十「これ羽織って良いよ。」
A「悪いし良いよ!」
健十「皆に聞かれるのも嫌でしょ?」
A「多分、「何で健十の上着着てるの?」ってかずくん辺りに聞かれると思うんだけど…。」
これは鉢合わせしたらの話だけど。鉢合わせしなかったら先に着替えたらいいだけか。
お礼を言ってけんくんに上着を借り、外で待たせているタクシーに乗る。
スマホを見ると、龍先輩からラビチャが来ていた。
龍之介楽から聞いたよ
龍之介楽がごめんね
龍之介でも落ち着いたら話聞かせて欲しい
A「…はぁぁ。」
悠太「Aちゃん、ため息ばっかだと幸せ逃げちゃうよ?」
A「ため息だってつきたくなるよ。」
悠太「来週から沖縄で撮影なんでしょ?元気出さなきゃ!」
夏休みに入ってすぐに3日間沖縄で撮影がある。しかも前の事務所で受けた仕事の内容。
事務所変わったから申し訳ないからお断りしたいって言ったけど、どうしてもやらして欲しいって言われたんだよね…。
でも、その仕事の内容が私がデザインした水着の撮影。考えたら憂鬱だ…。
A「…はぁぁぁぁぁ。」
悠太「さっきより長くなった。」
健十「放っておいた方が良いかもね。」
剛士「女放っとかねぇお前が珍しいな。」
健十「うるさい。」
体絞らないと…ももくんのご飯美味しいからつい食べすぎちゃって、ちょっと体重増えたんだよね。
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作者名:はくまい | 作成日時:2019年5月24日 3時