22.電話の嵐 ページ22
昨日NEXT Re:valeが放送されてから、ダイコク・プロダクションは電話の嵐。
唯月達に聞いたけど、ブレイブ・エンタテインメントの方にも電話がすごいらしい。
事務所前にはたくさんのマスコミがずっと居るから表から出るにも出られない。
A「はぁぁ…学校にマスコミが殺到してるから今日と明日は休みなさいって…。」
和南「Aの安全を守る為だと思うよ。」
A「夕方の仕事まで追い回されたらどうしよ。」
恵美「大丈夫!私が車でマスコミなんて撒くから!」
和南「姉さん、ちゃんと安全運転してね…(汗)」
窓からチラッと外を見ると、社長がマスコミの対応をしてくれていた。
気にする事はないよって言われたけど、やっぱり申し訳ないなぁ…。
倫毘沙「必要以上に追いかけて来ないと良いんだけどね…。」
竜持「そうなったら通報するべきでしょ。」
帝人「場合によってはマスコミを訴えられますよ!」
スマホを見ると、知り合いがたくさんラビチャやJOINを送ってくれていた。
〜♪
陸くんから電話が来た。どうしたんだろ?
A「もしもし?」
陸『Aちゃん、大丈夫?テレビで事務所まで押しかけられてるの観たけど…。』
A「…うん、大丈夫だよ!」
陸『今日は一緒に共演出来るから、その時に話聞くよ!』
A「ありがとう、陸くん!」
陸『今日はよろしくね!』
A「こちらこそよろしく!」
電話を切って再びテレビの方を観る。
どのニュースを観ても私の話題で持ち切りで、八乙女事務所にもマスコミが行ってるのがわかった。
宗介『新しい道を進むなら、彼女のやりたいようにやれば良いと思います。』
A「…嘘つき。」
どうせ潰そうとしてるくせに。
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作者名:はくまい | 作成日時:2019年5月24日 3時