フィニス・カルデア「続！」 (ページ9)

今日:7 hit、昨日:7 hit、合計:4,906 hit

番外編もしもしシリーズページ9

切島「なぁ、鈴」

鈴「なに？切島君」

切島「最近、やけに轟と仲良いな」

鈴「そ、かな？

話が合うだけだよ」

切島「ふーん。なぁ！放課後空いているか？」

鈴「放課後？

うん、空いてるよ」

切島「よっしゃ！じゃあ、放課後な！」

鈴「うん」

放課後……
なんだろう？

轟「鈴」

鈴「轟君！どうしたの？」

轟「……さっき、切島と何話してたんだ？」

鈴「放課後空いているか？って」

轟「……そうか

頑張れよ……」

鈴「？うん」

轟君、なんだか、暗かったな

━━___ 放課後

切島君に連れられたのは、景色のいい場所だった
後少しで、夕陽が綺麗に見えるだろう

鈴「で、どうしてここに？」

切島「あー…、実はな

好きな奴がいるんだ」

ﾄﾞｯｸﾝ
心臓が嫌な音を立てた

聞きたくない。そんな事
少し顔を赤らめて話す切島君の顔なんか見たかない

切島「で、そいつに此処で告白したらどうかなって相談を…

鈴？」

見ないで、お願い

鈴「ｩ!」

切島「鈴！？だい…じょう…ぶか……

お前、それ…」

見られてしまった
私の口から出る想いを

もう、どうにでもなれ

鈴「私！切島君が好きなの！！

蓮を好きだってわかっている！！けど、大好きなの！切島君の事が！

だから、だから！」

切島「ちょっ、ちょっとまってくれ！！」

遮られた……
不安になり切島君を見上げる

鈴「……え」

顔が…赤い…？

切島「ｯ～！本当は、俺から言いたかったんだ」

俺から？
と言うと

切島「俺、鈴の事が好きだ

俺と付き合ってくれるか」

その言葉に、私の口から白銀の百合が出てきた

その百合は、両思いになると完治したと言う証で出てくる

つまり、私と切島君は、両思いだったんだ
目から涙が止まらない

鈴「うん……うん！私も切島君と付き合いたい！」

私たちは、夕陽の光に照らされて抱き付き笑い合った

あぁ、良かった。私の想いは、ちゃんと伝わったんだ

━━____

後日、鈴と切島が付き合ったと俺に言ってきた
俺は、良かったなと言うと鈴は、嬉しそうに笑った

鈴「そう言えば、轟君の病気はどう？

まだなら、手伝うよ！！」

轟「いいや、俺も完治したから

大丈夫だ」

鈴は、そうなんだ！良かったね！おめでとう！！
と言って、切島の所へ行った

本当は、完治してない
けど、俺の好きな奴が幸せならそれでいい

俺の部屋には、ミモザアカシアの花弁が落ちている

━━___終わり。

花言葉は、秘密の恋

切島→←鈴←轟って感じです