最強の殺し屋は転生して鬼狩りするんだって。壱

7話 最終選別1日目 ページ8

そして禰豆子は眠り続けて連れて行けないから鱗滝さんが預かってくれた。



炭治郎「鱗滝さん行ってきます！！錆兎と真菰によろしく！！」



鱗滝さんが動揺していた、最終選別に行く前に記憶を視た。



『“メモリーチェック”』ｷﾞｭﾙﾝｯ



錆兎と真菰は鱗滝さんの死んだ弟子達だった。


2人が帰って来ないと悟った鱗滝さんは沢山泣いたみたいだ、だから炭治郎と私に最終選別に行って欲しくなかったみたいだった。




『…絶対生きて帰るよ鱗滝さん。』



＿＿＿＿＿＿約束するよ、もう泣かないでね。




行ってきます鱗滝さん。


………………………………………………………………

炭治郎「ここが最終選別の場所か。」



『…結構綺麗だな、』




藤の花で埋め尽くされた場所。




炭治郎「…こんなにいるのか」




『…うん、』




(何人死ぬのかな。)




黒髪の子「皆さま、今宵は最終選別にお集まりくださってありがとうございます、この藤襲山には鬼殺の剣士様方が生け捕りにした鬼が閉じ込めてあり外に出ることはできません。」


(…あれは男か、なぜ女の格好を？)




白髪の子「山の麓から中腹にかけて鬼共の嫌う藤の花が一年中狂い咲いているからでございます。」



黒髪の子「しかし、ここからは藤の花は咲いておりませんから鬼共がおります、この中で七日間生き抜く」




白髪の子「それが最終選別の合格条件でございます、では行ってらっしゃいませ。」




『…七日間か、なっがいなあ…』




炭治郎「そうだな、食べ物とかは自分で取るのか。」





『…よしっ、炭治郎、別行動だ、七日間後ここで会おう！！』ﾊﾞｯ




炭治郎「えっ！？Aっ待ってくれ！！」




(ダッシュ！！振り返らずにダッシュ！！)





『…よし、ここまで来れば大丈夫だろ。』





(とりあえずなまったカラダを修正する。)





鬼「おいっ！！そこに居るのは分かってる！！降りて来いっ！！」




『“メモリーチェック”』ｷﾞｭﾙﾝｯ




(…なるほど、お前も悲しい人生だな…しかし禰豆子の記憶でも見たがこの男はなんだ、最終選別に行く前に鱗滝さんが人間を鬼に出来るのは1人しか居ないと言っていたが……こいつのことか？)




『…たしか鬼舞辻無惨とか言ったな…やってみるか』





鬼「おいっ！！早く降りて来い！！！」





『“トランスフォーム”』ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ




ｼｭﾀｯ 『…』





鬼「やっと降りて来っ…！？ひぃっおおおお助けくださいませっ！」

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