最強の殺し屋は転生して鬼狩りするんだって。壱

42話 鱗滝じっちゃんの手紙でコードネームバラされた。 ページ43

実弥「鬼を滅殺してこその鬼殺隊。竈門･冨岡･黒山三名の処罰を願います。」



え？君が実弥？？？顔やばいねぇ、傷だらけだ。どこのヤクザだよ。

てか私も処罰されるのは当たり前か……１回死んで腕治して炭治郎と禰豆子連れて逃げるか？？？


お館様「では、手紙を。」



白髪の子「はい。こちらの手紙は、元柱である鱗滝左近次様から頂いたものです。一部抜粋して読み上げます。」


鱗滝さんから？？


白髪の子「“炭治郎が鬼の妹と共にあることをどうかお許しください。禰豆子は強靭な精神力で人としての理性を保っています。飢餓状態であっても人を喰わず。そのまま二年以上の歳月が経過致しました。”」


白髪の子「俄は信じ難い状況ですが紛れもない事実です。もしも禰豆子が人に襲いかかった場合は。竈門炭治郎及び＿＿＿…鱗滝左近次、冨岡義勇、黒山Aが腹を切ってお詫び致します。」


炭治郎「……」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ



……なるほどな、なんなら今ここで腹を切ってもいいが……禰豆子が人を喰らうことは無いからな、する必要は無い。


実弥「……切腹するから何だと言うのか。死にたいなら勝手に死に腐れよ、何の保証にもなりはしません。」


？「不死川の言う通りです！人を喰い殺せば取り返しがつかない！！殺された人は戻らない！」


お館様「まだ手紙があるんだ。」


白髪の子「はい。こちらは鱗滝左近次様が黒山Aさんの事について書いたものです。」



私のこと？？



白髪の子「“黒山Aという名前は私が付けた名前です。本当の名はトランス。そして元柱の私が完全に気配を消していたのにも関わらず、十尺以上も離れていても、この子は私に気付きました。そしてAから感じる気配は、子供の物とは思えない気配を感じます。この子ももしかしたら何かあるのかもしれませんが。悪い子ではありません。どうかお許しください。”」



鱗滝のじっちゃん……私のコードネームバラすなや……でもありがとうなぁ…



天元「……お前、外国人か？トランスって…Aは本名じゃないのか？」



『外国人の髪が黒なわけ無いだろう。名前など無いと言ったはずだ。それと頭から手を離せ天元。』



天元「呼び捨てかよ…」




『天元という名前しか知らぬ。』



伊黒「お前は本当に何なのだ？腕を無くしてもなお普通の様だし…死ぬつもりだったのもそうだ……ただの馬鹿か？」



なんだろう、こっちの世界に来てから馬鹿なのかと沢山言われている気が……

報告！！鬼舞辻無惨の名前を呼ぶと死ぬ件について！→←41話 勝手に柱合会議に参加させられてたらしい…

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