4話 禰豆子ちゃんってめちゃくちゃ可愛いよね。 ページ5
『こんな気持ちになったのは初めてだよ炭治郎。』
炭治郎「A?」
これは、痛いな、心が。
いや、痛いを通り越して怒りと呪いだ。
『…奥にもう1人女の子がいるけど、何があったの?』
炭治郎「…え?…なんでいるって分かったんだ?もしかしてAも鼻が利くのか?」
(ふむ、ここで殺し屋時代の時に備わった気配察知能力とか言ったら何言ってんだこいつみたいになんだろうな、絶対。)
『うん、そうそう私も鼻が利くんだよ。』
ピクッ 炭治郎「…なぜ今嘘をついたんだA?」
『…へ?』
(おかしいな、普通の顔にしてたと思うんだが……もしかして炭治郎君感情の匂いも嗅げるのかい?)
だとしたら…
『あは、バレちった。』
(結構めんどくせぇよぉ。)
『ごめん冗談のつもりだったんだ、まさかバレるとは……ただ、なんか女の子の気配がするなと思ってね。』
(炭治郎に嘘は通じない、という事か……なんだよ君殺し屋にならない?)←勧誘やめろ
炭治郎「なんだそういう事だったのか、Aは人の気配に敏感に反応できるんだな!!」
『そうそう、そんな感じだよ、で誰なの?あの女の子』
炭治郎「…鱗滝さん」
鱗滝「…うむ、Aもいずれは鬼狩りになるからな、知っておいてもらった方が良さそうだ。」
(…?鬼狩り???え?なんでもうなる設定なの?決まってんの私の人生……あでも殺し屋の時も決まってたか……まいっか)
鱗滝「おいで禰豆子、お客さんだ。」
スッ 禰豆子「むぅー!!!」ギュウッ
『……えなんこれ可愛っ、可愛っい…可愛いね君。』
(危ねぇ平常心だ平常心……平常心平常心平常心平常心)
炭治郎「…今から何を聞いても驚かないと約束してくれるか?」
『…うん、約束しよう。』
(重い話とかだったら…やだなぁ。)
それから私は炭治郎に色々聞いた。
家族を禰豆子以外みんな殺されてしまったこと。
その時禰豆子を鬼にされてしまったこと。
その後鱗滝さんに色々と助けて貰ったこと。
そして…
炭治郎「俺は今鬼殺隊員になるために鱗滝さんと一緒に修行をしているんだ…」
悲しそうにそう言った炭治郎に。
やっぱり私は何も感じれない。
私には心を入れて造られてないからな。
だって試作品だもん。
『そうか…辛かったな炭治郎…』
分かんないんだ悲しみとか。
記憶を視ることできてもね。
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黒山羊(プロフ) - 雪狐さん» コメントありがとうございます!嬉しいお言葉です!! (2020年3月29日 22時) (レス) id: 02b3f44d22 (このIDを非表示/違反報告)
雪狐 - わーめっちゃ面白いです! (2020年3月23日 18時) (レス) id: 99f545fffc (このIDを非表示/違反報告)
黒山羊(プロフ) - ひじきさん» コメントありがとうございます!鬼舞辻無惨の名前を言っても、任意発動らしいので、ころすかどうかは鬼舞辻無惨次第だそうです! (2020年2月19日 15時) (レス) id: 02b3f44d22 (このIDを非表示/違反報告)
ひじき - たしか鬼舞辻無惨の名前を言うと死ぬんじゃ…(小声) (2020年2月19日 1時) (レス) id: 9599c9f027 (このIDを非表示/違反報告)
黒山羊(プロフ) - うずまきさん» コメントありがとうございます!すみません書いてなくて……。私が使っているのはVRoidというアプリですよ! (2019年12月31日 23時) (レス) id: 02b3f44d22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒山羊 | 作成日時:2019年11月30日 23時