最強の殺し屋は転生して鬼狩りするんだって。壱

22話 鬼舞辻無惨の前で鬼舞辻無惨の姿になったらどうなるのか ページ23

炭治郎「っA！！俺はこの人を守るから、Aはあいつをっ、鬼舞辻無惨を追いかけてくれっ！！」




『だが炭治郎がっ』




炭治郎「お願いだ！！」




『…っ…わかった、鬼舞辻無惨の事は私に任せて。』




炭治郎「ありがとうA…」


… … …


どこ行きやがったあいつ…



鬼舞辻無惨を追いかけて見失っていた時。


ﾄﾞｷﾞｬｯ



夜空に大きな男が見えたんだ。


血を吐いている男を、空に。




『あそこかっ！！』




急げ急げ、また死ぬぞ、誰かが。




ついた、ここにあいつが…




無惨「耳に花札のような飾りをつけた鬼狩りの頸を持って来い、いいな。」




気配は3つ。



鬼か…



耳に花札のような飾りをつけた奴は……




おいおい炭治郎じゃねぇか。




どうする？足止めするか？



ヒュッ



いや、2つの気配は消えた、という事は炭治郎の元へ行ったのか……なら私がする事は1つ。




『“トランスフォーム”』ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ




ﾄﾀ




無惨「…誰かそこに居るのか」




あいつの邪魔をするだけ。




『…おとうさん？』




無惨「…なぜここにいるんだい？」




『おとうさんが心配でね、来ちゃったの…その、ごめんなさい…』




無惨「…そうか、すまなかったな、さぁ帰ろう。」




『うん！』




鬼舞辻無惨は、無惨の子供の姿をした私に手を伸ばしてきた。




そして私は、その手を取ろうとしたのだが…




ｶﾞｯ 無惨「お前は何者だ」




どうやらバレたみたいだ。




『痛いっ…おとうさんなんでこんな事っ…』




だが私はお前に少しでも苦しみを与えたいんだ…




無惨「…何者だ。」




『おとうさん…酷いよ。』ﾁｬｷｯ ｽﾊﾟﾝｯ




頸を斬った……と思ったが。




無惨「お前、私の子ではないな。」




斬る寸前に避けられたようで、私の首を掴んでた右手しか斬れなかった。





『“トランスフォーム”』ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ





『酷いわ月彦さん……なぜ私の子を傷つけるの？』





無惨「…麗さん？」





動揺したな。鬼舞辻無惨。見逃さなかったぞ。




『あなたと…私の子よ…？どうして…月彦さん…』





無惨「何故、麗さんが……いやまて、さっきまではあの子の姿だったはずだ。どういうことだ。」





『“トランスフォーム”』ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ




『…私はお前だ、故にお前は私だ。』




無惨「…なぜ私が…」






目の前に自分がいて驚かないやつなんていないよね。

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