【第五人格】予言師君はまだ子供〔男主〕

preparation ページ8

ナワーブ「そう言えばA、お前確か今日最初のゲームがあったよな。」

ゲーム…予言は間違っていませんでした。
確か、僕たちはサバイバーで、ハンターから身を隠しながら暗号機を解読して…
ゲートから脱出すればいいのですよね…

A「はい。僕の記憶が正しければナワーブ様、イライ様、イソップ様と一緒でしたよね。
わからないことはまだまだありますが、何卒よろしくお願いします。」

話したことのある方と初戦なんて…とても運が良いですね。



食事も終わり、椅子から立ち上がって一礼すると、自室へ戻った。
右腕の鎖を付け直し、左右同じか確認する。
片方ズレてると重心が傾いて上手く歩けないんですよ…。
長い袖で鎖を隠し、錨型の呪宝がぶら下がっている。
微かな光にも反射して輝く水晶を腰に紐などを使いつけて、準備は整いました。

緊張と好奇心を胸にドアを開け…

イソップ「ひっ…！？い、いきなり現れないで、ください…！！」


扉の前にはイソップ様が居られました。
ビクッと肩を跳ねらせると又もや猛ダッシュ。

もう僕はゲームに向かったと思ったのでしょう。
不在だと思った者の部屋から本人が出てきては、それは驚きますよね…

A「…また、悪いことをしましたね。」

クスッと静かに笑えば、イソップ様が走っていった方向へ歩き始めました。

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