【第五人格】予言師君はまだ子供〔男主〕

Rest ページ22

初日からいろいろと大変だっただろう。ゆっくり休め、と言われたが汗もかいたので寝る前に浴室を借りようと思う。

ほとんどのサバイバーの方は入ったと仰っていたので、僕が最後だろう。

タオルを持って脱衣室に入ると、温風が部屋を充満していて、浴室は入らなくても広いのだろうとわかった。


右の鎖だけは部屋に置いてきて、ローブも脱いでなるべく身軽な格好をしてきた。

A「あ、これ…」

流石に目に包帯を巻いたまま入るのは、衛生的にも悪いですし、何せ今日は夢を見ていませんから、取っても大丈夫ですよね。


浴室に入ると案の定広く、1人で入るには勿体ないくらいでした。

入浴のマナーくらい知っています。
自身の体全体を綺麗に洗ってから湯に浸かる、それくらい知っていますよ…！

ーーー

髪も体も洗い終わって湯船に浸かる。

ジャラジャラと錨型の呪宝を引きずって歩いているため、床を傷つけてしまいそうです。

肩まで浸かれば、力が抜けて、深く一息つく。
…これだけ広いとは言っても、他の方と入らなくて正解でした。
僕は実質、刃物を持っているのと同じですから。

安心しきっていた、その時


脱衣所から浴室までの扉が開き、湯気の中に人影が見えた。

さ、最後じゃ無かったんですか…！？

どうしましょう…一度見せたとは言えこの醜い腕を曝け出すには…っ、
そんなことを思っているのも束の間。

2人分の影が湯気の中から出てきた。

ナワーブ「お？Aか！奇遇だな！」

イソップ「…ど、どうも……」

その人影の正体はナワーブ様と

無理やり付き合わされたように嫌そうな顔をするイソップ様でした。

blood→←I knew it-知っていた-[3]

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