高校生に誘拐された件について【BTS】

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「あ、お金はあるから安心して。高校卒業したら大学行かずにヌナ養うから。」
『えッ、ちょっ』
「着替えは僕が買ってくるから。お風呂もご飯もしたい時に言ってくれればいつでも」


ニコッとあざとく笑うジョングクさん。


待って、高校生と言ったか。



え、割とマジで死にたくなって来た。寧ろこれ私が誘拐したことになるんじゃね。

24歳が高校生誘拐的な。なんかお風呂はいっただけで性的暴行とかになりそう。






…ってか仕事。そんなことより仕事。






『し、仕事は……』


「 あ…あの上司うざいから消しといた。もう退職したから安心して、ヌナ」

『……は、え？』




消しといたって。

いや確かにあの上司は可愛い部下にセクハラはするし理不尽な野郎だけど 、消しといたって。



怖い、なんか変な汗かいてきた。
そんな無邪気な笑みで見られても流石に前にいるイケメン君が恐怖になってきた。




「同居大変だけど 、僕精一杯ヌナの事幸せにするからね」

『 ……これ私出れないやつですか？』
「うん」

『 …マジで？』

「僕と結婚したら子供は要らないから、保健の授業はゴム付けてかな。」

『どこまで話進展してるんですか待って下さい』



何堂々とやべぇ話してんじゃ。え？私このイケメン君とゴールイン確定なの。それはそれで幸せだわありがとうございます 。いやでも誘拐犯と結婚ってどういう人生だ。




「 …僕のこと嫌いなの？」

『いや、と言われましても……会ったこと、無いじゃないですか、』

「何言ってんの。毎晩会ってたじゃん、確かに目合わせてはくれなかったけど…」






それ俗にいうストーカーというやつではないですか、ジョングクさん

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