兄弟だって構わない！【ダンタリオン・ダリ】 (ページ18)

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episode15 ページ18

ダリ視点

昨日の夜、見たことがない妹の顔を見て

しばらく寝付けなかった

『ん、ふぁ兄さん？...兄さん！？///なんで、昨日..』

昨日反対向きで寝たのに、僕が抱きついいて寝てたことに驚きを隠せないっぽい

照れてる妹が可愛すぎてもう少しいじってやろうかと思った

ダリ「忘れたのかい？昨日の夜のこと？」

思わせぶりの態度で言ってみると

『へ！？うぁっ/////』

真っ赤な顔をしていたから

ダリ「冗談」

『はっ？ちょっ、からかわないでください！』

めっちゃ意識してる....

この前までは、はいはいとか、兄さんったらなんて言って全然かまってくれなかったのに

ダリ「かわいいなぁ」

『兄さん！///』

ダリ「え～本気なのにな～」

いけるのではないか、そう思ってしまったのだ

『そうやってまたからかってるんじゃ..』

ダリ「いや、本気だよ」

さっきとは違って真面目にAのほうを向いて言った

『でも、私達は兄妹...』

ダリ「別に兄妹だってかまわない」

『う、私も好きって言ったら？』

そりゃあもちろん

ダリ「僕も好きだよっていうずっとずっと前から」

『ほんとに？』

恐る恐る聞くA

ダリ「当たり前じゃん、兄さんのことを信じなさい」

『...絶対かなわないと思ってたでも嬉しいです！』

涙目で言った彼女に僕は

チュッ

触れるだけのキスをした

『へへ、ファーストキスはレモンの味っていうけど私はたばこの味がしました』

ダリ「え～、たばこ～？」

複雑だな～

『でも、私はこっちのほうが兄さんっぽいので好きです』

そう言って彼女は微笑んだ

やっぱり好きだなぁ

『兄さん？』

ダリ「..じゃあかえろっか」

『荷造りが先です』

こういうときでもまじめな妹

ダリ「え～そこは、はいダーリンでしょ」

『ふざけないでください兄...ダーリン』

そうやって彼女はいたずらっぽく笑った

ほんと、かなわないや