【おそ松さん】居眠り少年は勉強を教えることになって【男主】

レッスン に ページ3

「はぁ？またなの？」


　


「おそ松…やっぱり教えてやろうか？」


　


　


　


学校からの帰り道。


　


部活も生徒会もなかった次男・三男は、長男の成績結果が気になり一緒に下校。


　


再びの留年危機に心配と呆れが顔に出ていた。


　


　


　


「教えてもらってもよくわかんねえんだよ〜。しかも弟に教えてもらうとかさ？なんかお兄ちゃんかっこ悪いじゃん？」


　


「んなこと言ってる余裕ねえだろお前には！！」


　


「お前には長男の気持ちがわかんねえんだよ！このクソ童貞！！」


　


「てめえも童貞だろうが！！つうか今の童貞関係なくね！？」


　


「お、落ち着けブラザーたち！！」


　


　


　


言い争いはとりあえずカラ松のおかげで収まる。


　


喧嘩にならなくてよかったと安堵。


　


ただ長男の学力向上は、解決せず。


　


　


　


「女子に教わったりできないのか？それならおそ松も少しはやる気になるんじゃないか？」


　


「あー、何回かあったけどさ、どの子も真面目に教えてくんなくって」


　


「そうか…。兄貴の魅力に勉強が負けるんだな」


　


「いやカラ松、そこ感心するところじゃないから」


　


　


　


三男の口からはため息がこぼれる。


　


ついでに疑問。


　


じゃあなんでこいつは童貞なの？


　


　


　


「おい。今俺がなんで童貞か考えただろ」


　


「だって不思議だもん」


　


「……確かに。なんで俺童貞なの？」


　


「今それどうでもいいだろ…」

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