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「どうですか」
ミンソクが窺うように覗き込んでくる。
「うん....あ、うん、かわいい」
「と、いうわけで
サプラーイズ！！」
「俺が用意しました」
「.....うん」
目の前で、ミンソクが手を広げる。
「俺、ちょっと頑張ったよ。Aサン、厳しいから、気にいるかどうかわかんないけどさ」
「...ありがとう」
「.....それだけ？」
片眉を上げて、ミンソクが困ったように見てる。
「........うん」
「........言葉もないってことかな」
「........うん」
「A.....？」
夢のまま消えるはずだった部屋が、幻のように現れた。
覚えてて欲しかったわけじゃない。
そんなこと考えてみたこともなかった。
なのに今、どうしてこんなに涙を堪えてるのか。
「私に、」
部屋を見つめたまま、声を絞り出す。
「うん？」
こんな時、ミンソクの声はやたら優しい。
「私にこんなことしてくれる人、他にいないわ」
「......いるだろ、探せば」
「いないの。探さないから」
手に何かが触れた。
「....じゃあ、よかったね。俺が見つけたじゃん」
ミンソクが男の人にしては小さな手でAの手を包む。
「.....ミンソク」
ミンソクを、まっすぐ見つめる。
「....好きよ」
ミンソクの目が大きく見開いて息を飲むのが聞こえた。
大好きよ。
「この部屋」
「.....あ」
「この部屋！すごーく！好き！」
「....ああ、部屋ね」
ミンソクが力を抜いたのがわかった。
違うよ、
ミンソクがだよ。
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やま(プロフ) - 続きが気になってたので、更新めちゃくちゃ嬉しいです(＾▽＾) (2020年2月20日 2時) (
レス) id: d703a895c5 (このIDを非表示/違反報告)
れもん(プロフ) - すっごく面白くて続きがめちゃくちゃ気になります！もう更新されないんですか？ (2018年7月29日 17時) (レス) id: deb211a472 (このIDを非表示/違反報告)
ぷーたん(プロフ) - ここからどうなるのかすごい気になってます。更新待ってます！ (2017年4月11日 14時) (レス) id: 00423f2856 (このIDを非表示/違反報告)
はなうたこ(プロフ) - 館花茶妃さん» ありがとうございます！ここからはなんとかイチャイチャさせたいと思ってます〜〜お待たせしてすみません！ (2016年11月14日 15時) (レス) id: d7566ac4dc (このIDを非表示/違反報告)
はなうたこ(プロフ) - peachさん» ありがとうございます！自己満感強いのに楽しんで頂けてうれしいです！ (2016年11月14日 15時) (レス) id: d7566ac4dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はなうたこ | 作成日時：2016年9月7日 20時
