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ミンソクの運転する車に乗るのも久々だった。
二人とも宿舎に住みだしてからは、会うのはいつも車だった。
なんか芸能人ぽい、ってよく笑った。
「どんな家だろう」
ミンソクがアイスコーヒーに手を伸ばす。
車に乗る前に買った。
Aはぼんやりと、ミンソクがまた何も言ってないのに私のお茶をホットにしたから、あとで注意しなくちゃ、と思っていた。
まだホットしか飲まないって言ってない。言いそびれた。
「A、マンション派？一軒家派？」
「マンション」
「なんで？」
「庭、めんどくさい」
「.....そーいうとこあるよね」
「いや、だって、手入れとか、そんな暇ないもん。ガーデニングとかしたい？していいよ？私見てる。あ、花だけ選んでいい？花選んでレイアウト考えるのはやってあげるから、育てていいよ」
「....それ俺楽しい？」
「楽しいでしょ、ガーデニングは育てるのがメインだもん。ミンソクくん、庭師に任命」
「朝ごはん作る庭師な。じゃあAは？女王様かよ」
「なにいってんの、奥様よ」
「はは、そうだった」
あ、笑った。
歯茎が見えてかわいい。
「.....なに？」
あ、やばい、みすぎた
「あー、...ミンソク、笑うと高校生みたいだよね」
「Aもあんま変わんなくない？化粧落としたら」
「落とさないよ」
「別にどっちでもいいけど」
「興味ないんだ」
「違うよ。別に変わらないってこと。見てるよちゃんと」
「うそだー。男の人って何にも見てない」
「見てるよ。こないだイベントであった時、まぶたが緑だった」
「イベント？」
「仁川のやつ。Aたちもいたでしょ」
......そのイベントは、ウギョルが始まる前だ。
「緑で、こんな目が大きくなっててさ。でも似合うよな」
気付いてるのか気付いてないのか。
私たちは、他人のはずなのに。
「.....どうせ、またあいつメイク濃いなって噂してたんだ。男の子たちが私のこと怖がってるの知ってるんだから」
「ああ、Aさんは高嶺の花だから」
「うれしくない」
「なんで。手が出ないほどきれいってことでしょ」
ーーー俺は助かるけどなあ。誰もAに手を出さないってことでしょ。
ーーー彼女が嫌われ者でもいいわけ。
ーーー違うでしょ。手が出ないほどきれいってことでしょ。
「.............そーゆうとこ、嫌い」
「Aの照れ屋なとこは悪くない」
「そーゆうとこも、嫌い！！」
ミンソクが笑う。
変わらないところが、とても嫌い。
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やま(プロフ) - 続きが気になってたので、更新めちゃくちゃ嬉しいです(＾▽＾) (2020年2月20日 2時) (
レス) id: d703a895c5 (このIDを非表示/違反報告)
れもん(プロフ) - すっごく面白くて続きがめちゃくちゃ気になります！もう更新されないんですか？ (2018年7月29日 17時) (レス) id: deb211a472 (このIDを非表示/違反報告)
ぷーたん(プロフ) - ここからどうなるのかすごい気になってます。更新待ってます！ (2017年4月11日 14時) (レス) id: 00423f2856 (このIDを非表示/違反報告)
はなうたこ(プロフ) - 館花茶妃さん» ありがとうございます！ここからはなんとかイチャイチャさせたいと思ってます〜〜お待たせしてすみません！ (2016年11月14日 15時) (レス) id: d7566ac4dc (このIDを非表示/違反報告)
はなうたこ(プロフ) - peachさん» ありがとうございます！自己満感強いのに楽しんで頂けてうれしいです！ (2016年11月14日 15時) (レス) id: d7566ac4dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はなうたこ | 作成日時：2016年9月7日 20時
