昔の話 ページ34
・
『…少しだけ、昔の話をしても？』
ちらりとその顔を伺えば、無言で私の目を見つめるイルミさん
それを肯定と受け取り『…私は』と口を開く
『幼い頃に、姉を火事でなくしてるんです。姉は私を庇って亡くなって…周りの人は誰も私を責めませんでしたけど
やっぱり、その…トラウマと言うか。負い目というのは幼い頃からあって。
地元を離れる時まではほぼ無縁でしたけど、ここへ来て、死というものを身近に感じるようになって、実際自分もそういう目に遭って…』
そういう時に。いざと言う時に
『…やっと死ねると、思ってしまう部分もあるんです』
それが私の、運命なんだと。
『別に病んでるとか、普段から死にたいと思ってるわけじゃないんですけど…自分のために必死になれないというか』
『なんというか…』
ヘラヘラと笑ってみせれば、数秒無言が続いた後
「じゃあ、オレのために生きれば良いじゃん」
『………へ？』
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不正ワーカー - 赤ちゃんはどこからくるの？8評価お願いします！ (2021年12月20日 15時) (
レス) id: 9cb17a261c (このIDを非表示/違反報告)
ゆら(プロフ) - まぶぴちょこさん» ありがとうございます！凄く嬉しいです、頑張ります…！！ (2021年11月28日 12時) (レス) id: 65f7be7df1 (このIDを非表示/違反報告)
まぶぴちょこ(プロフ) - 話がとても面白くて、一気に読んじゃいました！続きちのしみにしています！更新頑張ってください🙇 (2021年11月27日 22時) (レス) @page35 id: 045921842f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆら | 作成日時：2021年8月27日 18時
