ギフト26 一目惚れ ページ27
？side
「ぅっっお………」
惚れてしまった。あろうことか、話したことも無いギフトショップの店員に
『何度も申し上げておりますが、皆様がギフトを積み終わり次第、わたくしは早急に帰らせていただきます。仕事がありますので』
ツンとした態度を取る彼女
彼女の容姿は、蒼眼のジト目に、赤みがかった茶髪のショートに、平均的には低い身長と、そしてそれに似合わぬ大きな胸
別におれのどタイプってわけでもなかった
でも惚れてしまったんだ
そのせいもあり全部が輝いて見える
ハコと言う店員の周りには家族がたくさんまとわりついていてなかなか彼女の顔を見に行けない
もう少し、見たいのに
『おどきなさい。暑苦しすぎます』
「！」
彼女がまとわりつく男たちを押しのけて、船を降りようとする
「！待っ……」
『はい？』
行って欲しくなくて、咄嗟に声をかけてしまった
『あなた様もわたくしを止めるのでしょうか』
「そ、その…ッ」
ほかの野郎がおれをニヤニヤしながら見てくる
見てんじゃねェ！おれのことも彼女のことも！
『なんでしょうか。はっきり申し上げてくださらないと伝わりませんが』
「ま、まだ、」
彼女が目を細めてこちらを見る
こうなったら、もうデマを言うしか無かった
「こ…このあと！天候が酷くなるらしい。お前一人で来たんだろ？女ひとりじゃ危ねェし、もう、2日くらい…うちの船に乗れよ、、」
『………』
最後の方はもう声が小さくなってしまって伝わったか分からないが、彼女はおれの言葉を聞いて、じっとおれを見つめている
さすがに……バレるよな。ダメか………
『＿＿＿そうですか。では皆様がご迷惑でなければ、2日ほど失礼してもよろしいでしょうか？』
「！！」
おれが顔を上げて彼女を見れば、至って真剣な顔をしている彼女がそこにいた
おれは咄嗟に彼女の肩を掴んでしまう
「本当か！？」
『？天候が酷くなるのでしょう、皆様さえ良ければ、2日ほど身を置かせていただきますが』
おれは、嬉しくて、思わず「やった！」と声を出してしまう
や、やべェ…
『…………』
「あ………。お、おれはエース！よ、よろしく」
自己紹介をすると、彼女はすこし微笑んで返す
『えぇ、どうぞよろしく、エース』
「ウッ…」
突然のタメ口と笑顔に、おれはまた惚れた
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いふふぁん(プロフ) - こちらの小説を1度読んだ事があり、とても面白く心に残っておりました。それから約1年経ち、必死に探してやっと見つかりました…！！ハコさんの性格と小説自体の設定が本当に魅力的で惹き込まれました…！完結となっておりますが、是非とも続きが読みたいです…！ (1月9日 7時) (
レス) @page39 id: d3a9a324f0 (このIDを非表示/違反報告)
F - こういう雰囲気の主大好きです!続き楽しみにしてます‼️ (2022年11月27日 1時) (レス) @page39 id: 19cc797338 (このIDを非表示/違反報告)
ぺろ(プロフ) - 掌握ピエロちゃんのラストで泣いてから他の作品も４時間ぶっ通しで見させてもらってます！汗主さんのキャラとか世界観めちゃくちゃ好きです！ (2022年10月18日 17時) (レス) @page1 id: 2403205b0f (このIDを非表示/違反報告)
ぶるぅ(プロフ) - カミちゃん様からonepiece小説入りました……すごく好きです！ずっと気長に待ってます！ (2022年10月12日 7時) (レス) id: 750ae9344c (このIDを非表示/違反報告)
カミちゃん(プロフ) - 防弾チョッキ（初心者）さん» とりあえず完結にしましたけど作者の中でも終わってないです‼️‼️書けてないだけです‼️‼️(白目)気長に待っていただけると嬉しいでずーーー😭😭 (2022年8月23日 1時) (レス) id: 4e90030f17 (このIDを非表示/違反報告)
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