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翌日、都内某所にて
緊急記者会見をすることになった
黒いスーツを着て楽屋で待つ
その間、俺達は何も言葉を交わさず
そのまま座っていた
1分後、スタッフが楽屋に来て呼ぶ
それから席を立って、会見場に向かう
大野さんが居ない今
俺達はどうしたらいいんだろう……
他の3人の気持ちが読み取れない
──────────
会見場に着くと
沢山のカメラのフラッシュと
記者が座っていて
松潤がマイクを持ち、喋り出した
潤｢えー、本日は会見に
報道・記者関係者の方々
お集まり頂きありがとうございます。
先日、うちのリーダーの大野が
病院で息を引き取りました
原因は───｣
原因は昨日、高齢者ドライバーの
アクセルとブレーキの
踏み間違えによる衝突事故
事故により大野さんのマネージャーと
高齢者ドライバーは重症
大野さんは心肺停止
俺が来る3分前に息を引き取ったらしい
松潤がある程度話すと
記者の質問へ移った
司会者が1人の記者を指名し
その記者は席を立ち質問をする
｢○○新聞に○○と言います
大野さんが居なくなった今
あと1年半の活動はどうなりますか?｣
そうだ、嵐としての活動は
休止まであと1年半ある
これからどうするべきだろう……
とりあえず俺はテーブルに置かれた
マイクの電源を入れ持つ
｢もちろん嵐としての活動は
あと1年半やります
5人での約束でもありますので
これは僕の考えなんですけど
まだ大野は、僕達の側に
いるんじゃないかって思ってて
まだ生きているんじゃないかって
だから、この先も5人で嵐として
活動していきます｣
マイクを切った後、記者の方々は少し
『何言ってんだこいつ』
みたいな顔をしていた
それでも良かった
だって、大野さんは
俺達の近くに居るはずだから
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作者名：LiMe | 作成日時：2019年9月14日 3時
