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kazuma.
樹たちも俺たちと同じように変な音が聞こえたらしい。
樹に代わり、今度は俺がインターホンを鳴らした。
3回目を押そうとした時、ガチャとドアが開いた。
壱馬「あっ、」
「たすっ、」
俺が喋るのとカレンが喋るのはほぼ同時だった。
ただ見えたはずのカレンの姿はすぐ消えて、消えたと思った瞬間またドンッと音がした。
ドアが開いたから部屋に入りたいけどドアロックが掛かっていてこれ以上開かない。
俺はその隙間から部屋の中を覗いた。
壱馬「はっ！？お前何してんねん！！！」
陸「何！？どうしたの！？」
北人「ちょっと俺らもこの隙間から！」
翔平「えっ！？」
樹「カレン！！！」
海青「あれ田中さんやん！！！」
部屋の中には床に押し倒されてるカレン。
その上にいるのは間違いなくマネージャーの田中さん。
北人「ねぇ！どうすんの！？」
陸「ロックかかってたら中に入れないじゃん！」
翔平「ちょっと俺、力矢さんたち呼んできますっ！！！」
翔平が力矢さんたちを呼びに行ってる間に俺らはドアを無理矢理開けようと試みる。
泣きながら必死に抵抗してるカレンの手が小さな音を立てて田中さんの頬に当たった。
するとその何倍もの大きな音を出して田中さんがカレンの頬を叩いた。
壱馬「お前っ、ふざけんなよ！！！」
海青「もうこのドア蹴っ飛ばしましょうよ！！！」
陸「そうしよ！！！」
ドアぐらい弁償してやるよ。
俺、陸さん、海青の順番でおもいっきりドアを蹴ったらロックが外れドアが開いた。
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作者名：LALA
| 作成日時：2022年10月15日 19時
