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原田｢こいつの朗読で…お前らは涙するだろう……牛久保っ！！｣
東条｢なんで2連続でのぶおなんだよっ！｣
原田の声とは裏腹にだるそうに朗読する牛久保、そして2連続の原田の授業にダメージが大きい東条。
｢今日、里見先生休みらしいよ？｣
東条が恐る恐る後ろを振り返ると、ちょっと派手目の服を着た母親が小さく手を振っていた。
川崎も、東条の母親に手を振る。
東条は頭に手を当てながら…長々とため息を吐いた。
斜め後ろにいた明智は、東条を見ていたがやがて後ろをふりかえり、一際目立つ人物を睨む。
その男の視線に原田も気づいている。
ただ1人君澤だけは、授業も聞き流し窓の外を見つめていた。
そこに、授業終了のチャイムが鳴った。
原田｢はぁ〜い、牛久保、今日はここまで！おつかレインボー｣
みんなもおつかレインボーと言いながら支度を始める。
保護者が田中に言われ教室から出ていく。
明智はずっと睨み続けていた。
原田と田中が階段をおりながら話している。
原田｢やたら難癖つけてくる親いなかった？｣
田中｢ですよね！？それ僕も思いました！あれは…｣
そう言って中庭に出た時、前で向き合って話す2人の人物が視界に入った。
明智｢何しに来たの？｣
父親｢見に来たんだよ〜授業参観なんだろ？お前の家に紙置いてあったじゃん｣
明智｢別に来なくていいんだけど……｣
父親｢そんな事言うなよ〜親として見に来たんだから〜｣
原田｢あれ…明智ｽﾞダディーだったのね？｣
原田と田中は静かに見守る。
父親｢で、考えた？｣
明智｢何が？｣
父親｢この前言ってたヤツ、こんな授業受けてたって意味ないだろ？お金稼げるわけでもないんだから、それともなんだ？何か辞めたくない理由でもあんのか？｣
父親の言葉にさらに冷たい目になる明智。
父親｢たとえば……"君澤"って言う子とか？｣
明智｢あ…？｣
父親｢冗談だって〜……これで、よろしくな？また来るわ、学校｣
明智｢いいよ来なくて…自分でやるから｣
父親｢そうか安心した、じゃあよろしく〜｣
父親は、明智を残し1人帰っていった。
明智は、最後まで曇らせた表情を変えることはなかった。
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*Usanon*(プロフ) - ぱみさん» いえいえ！これからも更新頑張ってください！ (2019年6月6日 18時) (
レス) id: 65bc7ce12f (このIDを非表示/違反報告)
ぱみ(プロフ) - *Usanon*さん» 訂正しました！ご指摘ありがとうございます！ (2019年6月6日 7時) (レス) id: 34ee2ee9d5 (このIDを非表示/違反報告)
*Usanon*(プロフ) - ぱみさん» コメント失礼します！6話の11の原田先生のセリフ「明智っ！…あらビンゴ？」だと思います！いつも楽しく読ませていただいています！体調にお気をつけて頑張ってください！ (2019年6月3日 18時) (レス) id: 65bc7ce12f (このIDを非表示/違反報告)
ぱみ(プロフ) - さなさん» ご指摘ありがとうございます、訂正しました。 (2019年6月3日 0時) (レス) id: 34ee2ee9d5 (このIDを非表示/違反報告)
さな - ６話の８ 授業ですよ (2019年6月1日 23時) (レス) id: e312adaa83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱみ | 作成日時：2019年5月19日 1時
