厳選厨が通ります５【ポケモン】

隣で、君のそばで ページ34

進化して大きくなった身体を撫でていると…ワンパチ改めパルスワンの他にも、私のポケモン達が次々とボールから飛び出す。


『…ニンフィア、ルカリオ、ビクティニ、ミロカロス……』

「フィ！」

「う"ぁ！」

「ティニ！」

「ミッ！」


真っ直ぐに私をみつめていた。もし私のポケモン達が操られたら…と思って、この子達をボールから出していなかったのに。自分達の意志で……

皆も、私のことが心配だから。だから…


『…みんな聞いて。プラズマ団を止めたいの

力を、貸してくれないかな？』



私の思いに応えるように頷く。

いつだってこの子達は、私に勇気をくれた。嬉しい時も辛い時もずっと傍に居てくれた。

……だから私も、皆のことを守りたい。ずっと一緒に居たい。ポケモンと共に暮らせる未来を…守りたいんだ。




気持ちを落ち着かせる為に目を閉じて、深呼吸をした。もう覚悟を決めてる。再び奴らの方に向き直れば……私に寄り添うように、ポケモン達が傍に来てくれた


『………行くよ』


もう一度、チャンスを作ろう




ーーー


ーー


ー

〜ＮＯside〜

レシラムを復活させてからも、まだ計画を阻止しようと動く者に痺れを切らしたらしい。ゲーチスが酷く顔を歪ませている。それでも彼女達は怯まなかった



「〜っレシラム！！あの者共を蹴散らしなさい！！！」


今度はゲーチスの指示に従った。尻尾を赤く照らし、口先から炎のエネルギーを溜めていた。その動きから次にくる技を予測する


『"だいもんじ"だ！みんな避けろ！！』


トレーナーの指示通り攻撃を躱す。だいもんじは彼女達の頭上を横切った直後、大爆発を起こした

煙幕に包まれ姿を見失う。けれど足音や動く影が垣間見え、彼女達が煙の中で何か仕掛けているのは分かった


「プラズマ団！！総動員で今すぐあの小娘を止めろ！！！！！」


怒りに満ちた声色に気圧され、次々と団員達が襲いかかる。それを制したのが……ヒュウを始めとした彼女の仲間達だ


「やるぞ！ダイケンキ！！」

「頼むぜピカチュウ！！」


バトルでも腕の立つトレーナー達を筆頭に、団員達のポケモンを戦闘不能にしていく。敵味方関係なく……皆が協力し合い、彼女の為に道を作っているのだ

自分達の持つ最大限の力を、全て彼女に。

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