いざ内部へ ページ24
暫くして車が止まり、目的地の白の遺跡へ到着。慌ただしく遺跡内を駆け回りデータに記す隊員達の姿が目立った。そりゃ、レシラム復活という貴重な瞬間を見られるのだから…
調査の妨げにならないよう周りに気を配り慎重に奥へと進んでいく。中はかなり入り組んでいて、いかにも迷いやすそうな場所だった
「OK!次の角を右にいくよ!」
「……!すんません、言われた傍から堂々と左に行くバカを止めてきます」
途中何度か迷いかけたが、ようやく博士の待つ場所へとたどり着く
「博士ー!お久しぶりです!」
「お招きありがとうございます!」
「おぉ!サトシ君達!!」
文字のようなものが記される遺跡の前で手帳と睨めっこしているアララギパパと合流。今からライトストーンを取り出す作業をするそうだ
「待っていたよA君!そして隣が…」
『あ、はい!幼馴染のヒュウです!』
「どうも」
アニメ通りややこしい話し方をする博士だったが、上手く言葉を咀嚼し頭の中を整理しながらうんうんと頷く
要は、世紀の大発見だよ!ってこと
「取り敢えずやってみよう!見ていてくれ」
順番通りにパズルのような壁画を動かし、ある程度揃え終えたのか、突如物音を立て壁が動いた
重々しい扉の先には広い空間が見える。少し空気が冷え込んでいて肌寒い
「うわ……!すっげぇ……!」
『これが内部……!』
辺りをキョロキョロ見回しながら入っていく。そして中央の祭壇らしき場所に、やけに神々しく映える物体を発見した。
「こ……これは……!」
「「「?」」」
「これこそが…!レシラムのライトストーン……
とは言いきれぬ」
ガクッと新喜劇のように崩れる一同に、私も揃えた方がいいんだろうか。こういう時だけ息ピッタリなのほんとについていけない
『……?光って、る…』
「は?」
『え、ほら』
じっとライトストーンを眺めていた私だけにしか見えないのか、ぼんやりと淡い光を纏い輝いているようだ。どうも幻覚とは思えなくて……何となく、その光が私を呼び寄せているようだった
無意識のうちに足を動かしライトストーンの前までやってくる。何気なく手を伸ばしたその瞬間……。
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ひな(プロフ) - 何回も何回も、読ませて頂いてます。アカシアを聞きながら見ると何故か涙が止まりません....。最新作までまた何度も読み返します!!!大好きです!!! (7月27日 23時) (レス) id: 1ddf176c35 (このIDを非表示/違反報告)
いな九尾(プロフ) - チョコ&ピーナッツさん» 返事、ありがとうございます。私もそう思います。夢主ちゃんにはカロスでリフレッシュして素敵なチャンピオンになって欲しいです! (2022年11月15日 20時) (レス) @page46 id: 6eca7d051a (このIDを非表示/違反報告)
チョコ&ピーナッツ(プロフ) - いな九尾さん» それをどう乗り越えていくのか。ただバトルが強いだけがチャンピオンじゃないと思うんです。この地方にこんなチャンピオンがいるんだ、憧れるよね。素敵だよね。って誰かの心を動かすような人になって欲しいんです。夢主には。長文失礼しました…! (2022年11月11日 19時) (レス) id: 827ada299b (このIDを非表示/違反報告)
チョコ&ピーナッツ(プロフ) - いな九尾さん» チャンピオンが誕生して、それが子どもだったりすると…やっぱり不安に思う人も出てくるかな〜って。それは仕方の無い事なんですけどね。みんな最初は不安です。ゲームと現実とのギャップに夢主は振り回されると思いますが、 (2022年11月11日 19時) (レス) id: 827ada299b (このIDを非表示/違反報告)
チョコ&ピーナッツ(プロフ) - いな九尾さん» ゲームだとチャンピオンって事でチヤホヤされたり優遇されたり良い事づくしなイメージがありますけど、いざそれが現実になるとやはり難しい部分も見えちゃうのかなって思いますね…ガラルの時にも感じましたが、長年務めてきたチャンピオンが引退して、急に新しい文字数 (2022年11月11日 19時) (レス) id: 827ada299b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:チョコ&ピーナッツ | 作成日時:2022年9月20日 1時