厳選厨が通ります５【ポケモン】

合流 ページ22

名残惜しいが飛行機から降りて、ゆっくりドアを閉める。すると帰る間際にフウロちゃんが操縦席から顔を覗かせた


「あ、あの！2人はフキヨセジムはまだなんだよね？フキヨセに行きたい時はアタシがいつでも迎えに行くよ！」

『え、そんな悪いですよ』

「いいのいいの！貴方達とバトルしてみたいの！アタシも準備しながら……2人のこと、待ってるから。フライトでジムを空けてる時もあるかもだけど、連絡くれたらすぐに戻る！！

だから、その」


"気をつけて、行ってきてください"


とても心配そうな声色だった。そう言われつい泣きそうになってしまう。
けれど、ぐっと涙を堪え再びフウロちゃんの方へ向き直る


『行ってきます！』


絶対無事に帰ってくるから。心配しないで。



ーーー


ーー


ー

「へー……これがリュウラセンの塔か」

『この奥に白の遺跡があるっぽい』



つまるところ、このリュウラセンの塔を越えなければならない。野生のミニリュウやらカイリューやら大量発生する場所だ。徒歩で行くには無理がある

まぁ今回は迎えが来てくれるので、その不安は無さそうだけど……


「Hey君たち！アララギ博士の知り合いの子達かい？」


どちらが前を行くかって事でじゃんけんで先行を決めていたところ、大型の車に乗ったYO！な感じの隊員に声をかけられる




「え、そうっすけど」

「OK！じゃあ車に乗っちゃいな！送ってくよ」

『FUUU!!!あざまっす！』

「Year！ノリいいね君！」


冷房ガンガンの快適車内にお邪魔し、お言葉に甘えて白の遺跡まで乗せて貰う。実はこの隊員が変装した国際警察ってのは黙っておこうか。ねっハンサムさん！

…で、車内にいたもう1組の団体と合流したのだが…もちろん顔見知りである




「Aとヒュウ！！久しぶりだな！」

『わぁっ！サトシだ！』

「げえっ！サトシ！！」


嬉しそうに声を掛ける私、顔を引き攣らせるヒュウ。多分プラズマ団との決闘に巻き込んでしまうことが嫌だったのだろう。
奥にはアイリスもデントもいる。白の遺跡がアニポケ軸なら、当然彼らにも居てもらわなきゃ困る


「博士の知り合いってA達だったのか！もしかして白の遺跡に？」

『そうだよ！サトシ達も一緒だったなんて偶然！嬉しい！』

「私もー！ほら、早く行きましょ！」


アイリスちゃんがニコニコしながら手招きする。サトシ達の向かい側に座り、5人＋ハンサムさんで白の遺跡へと向かった

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