厳選厨が通ります５【ポケモン】

リュウラセンの塔 ページ20

そんなプラズマ団への嫌悪感ダダ漏れの会話はさておき、窓からの景色を眺めながら心を落ち着かせていると不意にライブキャスターに着信が入る。こんな空の上でも電波が届くらしい。か が く の ち か ら っ て す げ ー ！


『……はい、Aです』

＿「おおっAくん！ようやく繋がったな！」

『…あ、博士！お久しぶりです！』



電話の相手は、あのパパの方のアララギ博士だった。数日間はほとんど電源を切っていたし、ポケセンに帰ってからも爆睡してたからな……不在着信でも入っていたのだろう。

にしても、このタイミングで掛けてくるということは…大体予想はついてる


＿「白の遺跡でな！世紀の大発見をするかもしれん！！あのライトストーンのありかを突き止めたんじゃよ！」

『…！ついに！！』

＿「そうだ！だから是非ともAくんを招待したくてな！今はどこにおるんじゃ？」

『あーっと………空の上ですね』

＿「うん？？空？」


プラズマ団の計画を阻止する為にたった今白の遺跡に向かってます！なんて言えるはずも無く。適当に誤魔化しながら話を進める


『まぁとにかく！実は私達も白の遺跡の近くにいるんです！あ、友達も一緒なんですけど良いですか？』

＿「それはラッキーじゃったな！友達も是非見に来てくれ！

ならリュウラセンの塔の前で待機じゃ！ワシの助手が迎えに行く！もう1組招待しているから、その子達と一緒にな」

「おっけーリュウラセンの塔ね！もう見えてくるはずよ！！」

＿「ん？今誰かの声がしたよう…」



ブツリ、とそこで電話が切れた。電波が飛んだのかも。ライブキャスターでの会話を聞いていたらしく飛行機が大きく旋回した。目的地は白の遺跡からリュウラセンの塔へ。



草原の中に一際目立つあの建物こそ、リュウラセンの塔。生憎雲がかかっていて全貌はよく見えないが相当高さがあるのだろう。


滑走路も何も無い場所でも、安全に着陸してくれた。流石はフウロちゃんだ。


「ここがリュウラセンの塔だよ。この先に貴方達が目指す"白の遺跡"があるの」

「なるほどな……こんな草原の中にあるなんて」

『びっくりだよね。フウロさん、ここまで送って下さりありがとうございます』

「ふふっ、お安い御用です！」


パチンとウインクを決める。はーー可愛い。可愛すぎて萌える。更には、久々にお客さん乗せられて楽しかった！なんて言われました。ファンサも神でした

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