厳選厨が通ります５【ポケモン】

ホドモエトーナメント ページ2

その日は、思ってた以上によく眠れたらしい

トーナメント観戦のつもりがチャンピオンとのバトルになったなど、予想していなかっただろう。ポケモンセンターに帰ってからの記憶が無い。気づけば朝になっていた


「ったくお前！！今日寝坊したらやべぇって言ったじゃねぇかよ！！！！！」

『ごめんて！朝からご苦労さまだねマサオ君！！』

「ドロポン食らいてぇか！？！？」


ヒュウが起こしてくれなかったら、完全に遅刻である。女子の部屋に堂々入って堂々寝相を見られるのはこいつだけだと思うね。私だから良いけども！他の子にやったらダメよ！！(多分しない)

揃って会場に向かえば、既にヤーコンさんが入り口で待っている。遅れた訳でも無いが歳上を待たせてしまった罪悪感から謝った。すると"ワシは朝が早いだけだ、気にするな"と言われましたが？？？は？？？惚れますけど？？？？？


「やぁ君達。久しぶりだね」

「チェレンさん！」

『おはようございます！！ヒオウギジム以来ですね！』

「なんで僕までトーナメントに……って思ってたけど、2人も参加するなら面白くなりそうだ」


相変わらずのイケメンぶり。チェレンさんもお元気そうで。すると私達を交互に見やり、何か納得した様子で頷いた。


「うんうん。旅も順調みたいだ。それに強くなってる」

「へへっ！沢山バトルしてきたんスよ！」

「なるほど。じゃあどれ程鍛えてきたのか、お手並み拝見といこうかな」

「(こいつらが昨日チャンピオンとバトルしたってのは、黙っておくか)」



そして受付を済まし、3人で控え室へと向かう。この大会では2つのブロックに別れており、それぞれのブロックで勝ち上がった者同士で決勝戦が行われる。

対戦相手もランダムに選ばれる。頼む！Aとバトルさせてくれ…！と呪文のように唱えるヒュウにちょっとだけ引いた。別にそんなことしなくても、原作なら……



「よしっ！初戦からAだ！！！」

『おう！よろしく！』


予想通り、1回戦はヒュウと。回復はばっちりだし！お前とバトルしたくてうずうずしてた！！と言っている。元気だな

ただ原作と変わったのは……2回戦目がエリートトレーナーだったこと。確かチェレンと戦うんじゃなかったっけ…と彼の名前を探す。

見つけた、もう1つのブロックの方に。

開幕→←設定

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す