☆ｻﾝｼﾞｭｳｲﾁ ページ32
『ただいまー』
大先生に家のすぐ目の前まで送って貰って家に入る。
リビングに行くと、いつも通り兄ちゃんがソファーで紅茶を飲んでいた。
sn「お、おかえりーどうやった？」
目が合ってすぐに聞かれる。
どうやった？って言われても…
『うーん、めちゃくちゃ楽しかった、で』
思い出してみると少し恥ずかしくて兄ちゃんから目をそらす。
「んー、そっかそっか」とテンション高めの声が聞こえた後、私は兄ちゃんから目を逸らしたまま照れ隠しに言った。
『ご飯食べたいなー』
sn「ん。そう言うと思ってたよー」
兄ちゃんはすぐにぱっと立ち上がってキッチンの方に歩いていく。
すれ違う時に私の頭に手を乗せて「良かったね」と言ってから。
私はばっと振り返るが、兄ちゃんの後ろ姿しか見えなかった。
もしかしたら兄ちゃんは、私の大先生に対する気持ちに気づいてる？
ふとそう思ったが、テレパシーが使えるわけじゃないしと頭を振ってその考えを否定した。
その後私は兄ちゃんと向かい合って椅子に座り、ゆったりと会話をしながら箸をすすめた。
やっぱり兄ちゃんのご飯は美味しかった。
＿＿＿＿
【side.ut】
あー、ほんまに恥ずかしかった。
まさかAちゃんの手を掴んでしまうとは…
彼女がナンパされてるのを見て、一瞬躊躇った。
少し男の人らが怖くて。
でもアイツらが彼女の手を掴んでるのを見た瞬間、そんなことどうでもよくなった
なんでお前がAちゃんの手を掴んでんねん…って
イライラして、気づいたらあいつの腕掴んでて…
で、また気づいたら今度はAちゃんの手を掴んでて…
ほんまにどうしたんやろか、俺は
でも、そのあと彼女と沢山話せたのはほんとうに楽しかった。
あのこの笑顔を見てるとこっちまで幸せになるわ
＿告白してふられて気まずくなるくらいなら、今のままの関係の方がいいかもな…
俺の頭にはいつしかそんな考えが浮かんでいた。
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☆雅空☆(プロフ) - Aoiさん» お待たせしましたm(._.*)mありがとうございます！とても嬉しい限りです！ (2020年1月29日 20時) (
レス) id: b3698bc5f5 (このIDを非表示/違反報告)
Aoi - 待ってましたー！(待ち続けて良かった) 完結おめでとうございます！ ニコニコしながら読ませていただきました！ (2020年1月29日 15時) (レス) id: 04b09c3544 (このIDを非表示/違反報告)
☆雅空☆(プロフ) - 流希さん» ありがとうございます！これからもご期待に添えられるように頑張りますっ！ (2019年10月5日 11時) (レス) id: b3698bc5f5 (このIDを非表示/違反報告)
流希 - 可愛いすぎる！凄く好きな感じの作品です！頑張って下さい！ (2019年10月5日 10時) (レス) id: a52e442f29 (このIDを非表示/違反報告)
☆雅空☆(プロフ) - ぺんぎん☆さん» 神だなんてそんな…(汗)ありがとうございます!!頑張りますっ！ (2019年9月29日 22時) (レス) id: b3698bc5f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆雅空☆ | 作成日時：2019年9月14日 11時
