☆ｼﾞｭｳﾊﾁ ページ19
え？なに？
ゼンゼンキコエナーイ！←
ut「な、なんでもないわ！気のせいや、気のせい」
『ならええけど…』
なんか、隠されてる気がするな。
とか考えたけど、疑うのは嫌やったから本間のことを言うことにした。
『なあ、大先生？』
ut「ん？」
彼が青がかった髪を揺らしながらこっちを向いた。
『私、大先生と仲良くなれてほんまに嬉しい』
すこし恥ずかしかったけど、言いたかったことやったし。
事実やし。
私が言うと、大先生は目を見開いた。
そしてまた…目をそらす。
『なんで目、そらすん？』
私は思い切って聞いた。
気のせいやなかったよって。
ut「…無理やろ」
ぼそっと大先生が呟いた。
なにが無理なん？
ut「Aちゃん……やて」
また聞こえない。
聞きたいのに、聞けない。
もどかしかった。
『ねえ、大先生…』
彼にもっと近づこうと私が腰を浮かすと、廊下へと通じるドアが勢いよく開いた。
kn「ただいまぁ！」
『あ、コネシマさん』
kn「はいタメな！」
『げっ』
私は今日、何人に言われるのだろうか。
gr「俺ら全員タメでええからな！」
『え…あ、うん。ありがとう』
うーん、きついな。
てか、大先生…。
さっきまで大先生がいたところに目を向ける。
また彼は少しうつむき加減だった。
ほんまにどうしたんやろ。
心配だったからしばらく彼を見ていると、ゾムさん…ゾムが彼に近づいて声をかけていた。
小さい声で話してるっぽくて聞こえない。
何言か交わした後、大先生の顔に笑顔が戻った。
よかった。笑ってる。
私は彼の笑顔を見て安心した。
os「Aちゃん！ケーキ食べよーや！」
オスマンさんに手招きされ、私は笑顔でそこに行った。
『うん！』
ci「ちょ、それ俺が買ってきたやつですよ？！」
os「だってチーノくんがAちゃんに言わへんのやもん〜」
ci「ぐぐ…Aさん食べましょ！」
os「いやや！Aちゃんは俺と食べるの！」
『え…？あ…』
キラキラした目の2人に押され、私はただひたすらに困惑しました…。
結局、2人に挟まれて食べたんですけど。
やっとの思いで皆さんとタメで話せるようになり、私は兄ちゃんと一緒にグルさんの家を出た。
とてつもなく楽しかった。
まさかあの【我々だ！】の皆さんとこんなに仲良くなれる日が来るとは。
またやりたいな。
車の助手席に座りながら考えていると、私の意識はふっと途絶えた。
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☆雅空☆(プロフ) - Aoiさん» お待たせしましたm(._.*)mありがとうございます！とても嬉しい限りです！ (2020年1月29日 20時) (
レス) id: b3698bc5f5 (このIDを非表示/違反報告)
Aoi - 待ってましたー！(待ち続けて良かった) 完結おめでとうございます！ ニコニコしながら読ませていただきました！ (2020年1月29日 15時) (レス) id: 04b09c3544 (このIDを非表示/違反報告)
☆雅空☆(プロフ) - 流希さん» ありがとうございます！これからもご期待に添えられるように頑張りますっ！ (2019年10月5日 11時) (レス) id: b3698bc5f5 (このIDを非表示/違反報告)
流希 - 可愛いすぎる！凄く好きな感じの作品です！頑張って下さい！ (2019年10月5日 10時) (レス) id: a52e442f29 (このIDを非表示/違反報告)
☆雅空☆(プロフ) - ぺんぎん☆さん» 神だなんてそんな…(汗)ありがとうございます!!頑張りますっ！ (2019年9月29日 22時) (レス) id: b3698bc5f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆雅空☆ | 作成日時：2019年9月14日 11時
