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罵倒の応酬と悦ぶ少女 リズベット・ウィンチェスター ページ39

「ねえリズ、この前見つけた穴場の洋菓子店に行きましょうよ」

「うん、行こうかアズ」

私とアズは、人里を歩いていた。異変やらのいざこざはどうにかなって、大決闘祭に向けての平和な時間が流れている。洋菓子店へと向かおうとしていると、突然アズが鬼のような形相で歩き出した。私が急いでついていくと、アズが向かった先には少女が一人居た。

「……今、貴方は私達の方を見て下卑た笑いをしていたわね?」

ぞんざいに結われた黒髪と紫紺の瞳を持つ少女に向けられた、氷のように冷たいアズの声。こんなに冷たいアズの声は、以前小児愛者の悪徳貴族に会った時以来だった。という事は、まさかこの少女も同類なのだろうか。

「へへ……だってこんなにも可愛い幼女が、しかも双子ちゃんで、並んで歩いていたらそれは誰だってニヤけるでしょ?」

「ええわかったわ、貴方は私が世界で最も嫌悪する人種だってことならね」

「いやぁこのロリが私をゴミか家畜を見るかのような目をしている……!たまんねぇ……!ロリの罵倒たまんねぇ……!なんだご褒美じゃないかこれ……!」

少女はアズに気圧されるどころか、むしろ頰を赤らめて喜んでいた。うむ、正直言って気持ち悪い。
私は信じられないものを見るような目をしていただろうし、アズはますます侮蔑の視線を強めた。だが少女は寧ろ喜ぶばかりで、ぶつぶつと訳の分からない事を呟いている。

「これはどっちが妹でどっちが姉だ……?雰囲気で行くとドSちゃんが……どっちだ?とにかくドSちゃんは攻めだな、攻め。受けも合いそうだけどジト目ちゃんが圧倒的に受けだからなぁ。ジト目ちゃんが攻めになるとドSちゃんが大分動揺しそうで……おお、最高じゃないか。これジト目ちゃん攻めの方が私性癖かもだ」

「ねぇアズ、この人一体なんの話をしてるのかな」

「知らないわよ。理解したくもないわ」

「お!ドSちゃんはアズちゃんなんだね!アズちゃん、あーいい名前だなぁ、アズちゃん!ねぇアズちゃん、私アズちゃんの事あーちゃんって呼んでいい?いいかなぁ」

「死ねば良いのに」

「あーちゃんのその目最ッ高!ちなみに私はディアボロ・エックスバレットね、えっちゃんって呼んでもいいよ!」

「ひょっとして頭がどうにかなってるのかしらこの変態クソロリコン」

会話が全く噛み合わない少女―――ディアボロ。もっと罵倒してくれと言わんばかりのディアボロの態度には、流石にアズもお手上げといった様子だった。

定義 白華→←可愛い子を見つけたら妄想するのは当たり前の事ですよね? ディアボロ



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うp主こと東方好き死神まお(別アカ) - さっきさん» ありがとうございます! (2022年8月19日 13時) (レス) id: d45d880fd4 (このIDを非表示/違反報告)
さっき(プロフ) - 更新しました!あと、お話がいっぱいなので新しく作っておきます! (2022年8月19日 13時) (レス) id: cc7395c068 (このIDを非表示/違反報告)
さっき(プロフ) - 更新します! (2022年8月19日 12時) (レス) id: cc7395c068 (このIDを非表示/違反報告)
フウ(プロフ) - 更新しました! (2022年8月19日 12時) (レス) id: b910a0dd1c (このIDを非表示/違反報告)
フウ(プロフ) - 更新します! (2022年8月19日 12時) (レス) id: b910a0dd1c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サナティ x他5人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/  
作成日時:2022年8月6日 9時

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