373話 ページ10
A「ｯ！！」
重心の軸的に取れる
Aはそう確信をし、ボールに足を伸ばした。
ザナーク「その考え、甘い！！」
ザナークは伸ばすAの足をすり抜け、ボールと共にゴール前へ。
A「嘘でしょｯ！！」
ザナーク『ディザスターブレイク！！』
Aは抜かれても尚、必死にザナークの背中を追いかけるがその粘りも虚しく、ボールは西園を巻き込みゴールネットに突き刺さった。
雨宮「これが敵の実力.....。」
フェイ「ザナーク.....本気を出さずにこの力か」
圧倒的な力を前にチームの雰囲気が大きく傾く。
水鳥「そんな奴らに負けるな！！」
葵「みんなしっかり！！」
そんな雰囲気を断ち切るように響くマネージャー達の声。
こういう時の声援は気持ちを踏み留まらせる良いパワーになる。
神童「まだ試合は始まったばかりだ！！」
天馬「そうです！！俺達も攻めていきましょう！！」
しかし大きな実力差は簡単に埋まる訳もない。
雷門にとって苦しい戦況が続く。
A「守りの方は私が見る！！
前線は頼んだ！！」
神童「分かった！！」
Aはポジションを少し下げ、守りに徹する。
その反対に神童は常に前線で攻撃の体制を維持する。
これは今の雷門にとっては一番安定するバランス型の陣形だ。
しかしこの歯車に噛み合わない者がいた。
天馬「太陽ｯ！！」
天馬から前線の雨宮へ大きく弧を描くパスが出される。
そのパスは絶妙なものだった。
......そのはずだった。
太陽「えｯ......。」
そのボールは太陽の一歩先を転がり、そのまま白線を超えてフィールドの外へと出てしまった。
太陽「ご、ごめん！！」
天馬「だ、大丈夫、気にしないで！！」
明らかに様子がおかしい雨宮。
おかしいと言っても雨宮自身も驚いた表情をしていた為、何の自覚は無いようだ。
倉間「あいつ.....どうしたんだ？」
A「さ、さぁ.....？」
病気自体は治ったと本人が言ってたけど
まさか嘘.....？
A「もし身体が辛そうだったら控えと変わってもらおう」
試合再開直後、雷門は必死にチャンスを伺う状況が続く。
A「霧野頼んだ！！」
霧野「ミキシトランス、ジャンヌ！！」
守りはミキシマックスを習得した霧野を中心に鉄壁の守備が立ち塞がり、敵も一筋縄では突破ができない様子。
A「カウンター！！剣城ｯ！！」
そんな苦しい状況が続いていた雷門。
遂に前線へとボールを繋げることに成功した。
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ゆーり(プロフ) - 夜市さん» コメントありがとうございます！！本当に更新頻度爆下がりとなり申し訳ないです(汗)この後1話分残して、あすまた更新出来るように頑張るので気長に待っていただけると嬉しいです......！！！ (2023年1月3日 23時) (
レス) id: 250c2a8e78 (このIDを非表示/違反報告)
夜市 - いつも見ています＼(^o^)／続きが気になります。 (2023年1月2日 23時) (レス) @page12 id: 62e5bc4b98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーり | 作者ホームページ：https://twitter.com/yuri__1098
作成日時：2022年9月19日 0時
