372話 ページ9
ザナーク「なんだ、そんな生ぬるい攻撃じゃ点なんて取れないぜ？」
そんなザナークの言葉と共に前線の剣城が放ったノーマルシュートはGKに届く間もなく、DFに阻まれてしまう。
「前線行くぞ」
大きくFWへと蹴り出された相手のパス。
狩屋「もらいｯ！！」
今回はタイムジャンプメンバー入りの叶った狩屋が得意のフットワークで奪い返した。
狩屋「霧野先輩ｯ！！」
先程と同様パスで攻める雷門。
しかし思うように前線にボールが運べず、試合は完全に硬直状態へ。
ザナーク「たく、いつまで遊びの時間に付き合えばいいんだ。」
そんな中、突如今まで一歩も動かなかったザナークのプレッシャーが跳ね上がる。
ザナーク「全員ボールに触れるまで待ってやってたのに、フォローに徹しやがって」
やっと本性のお出ましか。
そんなザナークはボールをキープしていた天馬から強引なタックルでボールを奪った。
神童「守り固めろ！！！」
DFは神童の指示に身構えるが、敵のマークが剥がれず身動きがとれない。
しかしそんな中、ゴール正面にはマークが無く自由に動ける人物が1人だけいた。
西園「A先輩！！」
A「集中して、点取りに来るよ。」
ザナークは顎を上げてこちらを見下しているが、明らかに今まで戦ってきたプレイヤーとレベルが違う事が雰囲気で伝わってくる。
ザナーク「まぁ、実力も分からない未知な相手に警戒心を極限に持ってきた事は素直に褒めてやる。
......褒美として1VS1の勝負をしてやる」
完全に舐めてかかるザナーク。
A「後悔するなよ」
ザナーク「お前こそ出すものは惜しまず出した方が懸命だぞ」
ザナークはボールと共に猛スピードでAへと突っ込んでいく。
A「しっかりしろ私、止めなきゃ絶対にまずい......。」
緊張なのか、はたまたザナークのプレッシャーなのか
心臓が大きく鳴り響き、手先から冷たくなるのを感じる。
体格が少し大きいザナークと力勝負はまず勝ち目がなさそうだ。
そうなると自身のテクニックで勝負を仕掛けるしかない。
重心、ボールの動き、力の流れ.....。
ザナーク「やるな.....これは想像以上だ。」
深く集中しているAにザナークの言葉は届かない。
傍から見るとザナークと対等に渡り合っている様に見えただろう。
しかしザナークはAの動きを上回るフットワークを見せつける。
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ゆーり(プロフ) - 夜市さん» コメントありがとうございます！！本当に更新頻度爆下がりとなり申し訳ないです(汗)この後1話分残して、あすまた更新出来るように頑張るので気長に待っていただけると嬉しいです......！！！ (2023年1月3日 23時) (
レス) id: 250c2a8e78 (このIDを非表示/違反報告)
夜市 - いつも見ています＼(^o^)／続きが気になります。 (2023年1月2日 23時) (レス) @page12 id: 62e5bc4b98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーり | 作者ホームページ：https://twitter.com/yuri__1098
作成日時：2022年9月19日 0時
