413話 ページ50
何を声かけるつもりかは分からない。
でも倉間ならちゃんと天馬へ求めている物が分かっているはずだ。
ならば私のやる事は試合の流れを引き寄せることだけ。
レイ・ルク｢パーフェクトカスケイドは常に完璧な勝利を目指す。
君たちに希望は残さない。｣
その言葉の通り、相手は本当に無茶苦茶だった。
フェイ｢僕が攻め込む！！｣
試合開始早々、フェイが前線に立って相手陣地へと切り込んでいくが直ぐに相手選手に囲まれてしまう。
しかしそれだけではなかった。
『人工化身プラズマシャドウ』
｢｢アームド｣｣
フェイを取り囲んた選手。
いやそれだけでは無い。
ワンダバ｢ぜ、全員が同じ化身をアームドしただと！？｣
宣言通り、負け惜しみせずギアをどんどん上げてくる。
こんなのどうやって相手をすればいいんだ.....？
フェイ｢うわｯ！？！？｣
黄名子｢フェイ！？｣
相手の強烈なタックルにより大きく吹っ飛ばされたフェイ。
A｢黄名子、持ち場を離れちゃダメだ｣
心配をする気持ちも理解できるが、プレーが続いている以上体制を崩してしまえば隙を与えてしまう。
直ぐにAの指示で何とかボールをクリアできた雷門。
思えばこれが初めてまともにボールを奪えた瞬間でもあった。
A｢.....何とか切れた｣
いつも以上に体力の消費が激しいのか、滴る汗が止まらない。
その時、突如背後から大きな水しぶきの音が聞こえ、Aは勢いよく振り返った。
方向的にはクリアされたボールが転がっていった方向のはず。
振り返るとそこには凛々しい立ち姿が印象的なマスタードラゴンが泉より這い上がってきていた。
天馬｢アーサー王により倒されたはずなのに蘇った.....？｣
突然の出来事に再び暴れ回るのではないかと怯える一同。
天馬｢き、黄名子？｣
黄名子｢大丈夫やんね｣
そんな中、ゆっくりとマスタードラゴンへと近づいていったのは黄名子だった。
マスタードラゴンの瞳は綺麗に澄んでおり、毛並みも白く美しく輝いている。
そんな近づく黄名子をその輝きは包み込み、それは一瞬の出来事であった。
｢貴女の想いに報いましょう。
野獣の獰猛さと賢者の頭脳、この2つを貴女に授けます。｣
誰もがその光景を理解した。
マスタードラゴンが黄名子に力を与えている。
A｢マスタードラゴンと黄名子が.....。｣
次第に黄名子の髪はマスタードラゴンの毛並みに寄り、目の色が翡翠の色へと変化した。
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ゆーり(プロフ) - 夜市さん» コメントありがとうございます！！本当に更新頻度爆下がりとなり申し訳ないです(汗)この後1話分残して、あすまた更新出来るように頑張るので気長に待っていただけると嬉しいです......！！！ (2023年1月3日 23時) (
レス) id: 250c2a8e78 (このIDを非表示/違反報告)
夜市 - いつも見ています＼(^o^)／続きが気になります。 (2023年1月2日 23時) (レス) @page12 id: 62e5bc4b98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーり | 作者ホームページ：https://twitter.com/yuri__1098
作成日時：2022年9月19日 0時
